国会の委員会のしくみ — 常任委員会と特別委員会

国会の審議は委員会を中心に進みます。常任委員会と特別委員会の違い、衆参それぞれ17ある常任委員会、議案が委員会から本会議へ進む流れを、衆議院・参議院の公式資料と国会法をもとに整理します。

最終更新: 2026-06-25


国会の審議は「委員会」を中心に進む

国会に提出された法律案や予算などの議案は、まず専門の委員会で詳しく審査され、その後に本会議で議決されるのが原則です。委員会は、本会議にかける前に議案の内容を専門的・詳細に検討する「予備的な審査機関」と位置づけられています。本会議だけでは多数の議案を深く検討しきれないため、分野ごとの委員会で実質的な審査が行われます。

常任委員会 — 常設の専門委員会

常任委員会は、国会法にもとづいて各議院に常設されている委員会です。衆議院・参議院それぞれに17の常任委員会が置かれ、各議員は少なくとも一つの常任委員になることになっています。分野はおおむね中央省庁の所管に対応しており、担当する案件(所管事項)が委員会ごとに定められています。

参議院の17の常任委員会は次のとおりです。内閣・総務・法務・外交防衛・財政金融・文教科学・厚生労働・農林水産・経済産業・国土交通・環境・国家基本政策・予算・決算・行政監視・議院運営・懲罰。衆議院にも同じく17の常任委員会が設置されていますが、名称や所管は院によって異なります。

特別委員会 — 必要に応じて設けられる委員会

特別委員会は、国会法第45条にもとづき、各議院が特に必要と認めた案件や、常任委員会の所管に属しない特定の案件を審査するために設けられる委員会です。常設ではなく、会期ごとに各議院の議決で設置されます。社会的な関心の高い課題に応じて機動的に設けられる点が、常設の常任委員会との違いです。

委員はどのように決まるか

常任委員・特別委員は、各会派の所属議員数の比率に応じて各会派へ割り当てて選任されます。このため、委員会の構成は議院全体の会派の勢力をおおむね反映します。会派と政党の関係は 会派と政党の違い で解説しています。

ギジログでの活用

ギジログでは、会議(委員会)ごとに発言を一覧・集計できます。トップページから会議名で絞り込めば、特定の委員会での発言量や登壇の多い議員を確認できます。分野・争点ごとの傾向は 発言テーマ別の分析 もあわせてご覧ください。

本ページは衆議院・参議院の公開資料および国会法(e-Gov 法令検索)にもとづいて作成しています。制度の詳細・最新の情報は、下記の出典をご確認ください。

このガイドは データの取得・集計手法編集方針 にもとづいて作成しています。 ほかの解説は ガイド一覧 をご覧ください。