松原宏
松原宏の発言10件(2023-02-15〜2023-02-15)を収録。主な登壇先は国民生活・経済及び地方に関する調査会。キーワードで検索・期間指定で絞り込めます。
最近のトピック:
地域 (111)
経済 (61)
地方 (37)
産業 (35)
重要 (26)
役職: 福井県立大学地域経済研究所特命教授
役割: 参考人
会議別 出席回数/発言回数
| 会議名 | 出席回数 | 発言回数 |
|---|---|---|
| 国民生活・経済及び地方に関する調査会 | 1 | 10 |
発言一覧
| 発言者 | 肩書 | 院 | 日付 | 会議名 |
|---|---|---|---|---|
| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) 昨年三月まで東京大学教養学部に二十五年間勤務し、現在、福井県立大学地域経済研究所で特命教授をしております松原宏と申します。
この度、参議院国民生活・経済及び地方に関する調査会にて、参考人として地域経済について意見陳述をする機会を与えていただき、ありがとうございます。(資料映写)
本日は、まず最初に地域経済の捉え方の基本的な考え方について、続いて日本の地域経済の現状について、最後に福井県内の一つの町を事例に政策的課題について述べさせていただきます。
早速、地域経済の捉え方についてですが、これには様々なアプローチがあります。世間一般では、地域経済といいますと、例えば、私がかつて住んでいました福岡県の経済であるとか八王子市の経済であるとか、都道府県や市町村といった地方自治体を範囲にした経済のことを指すと思われております。しかしながら、私が専門とする経済地理学では
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| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) どうもありがとうございます。
産業連関表につきましてちょっと一言私から述べさせていただきますが、全国の産業連関表は今でも作られているんですけれども、地域経済の分析にとって重要なのは地域間の産業連関表なんですけれども、それが今は作られなくなっております。ということは、全国から都道府県、それをずっと下ろしていくんですけれども、推測による推測になっていて正確な実は地域経済の分析ができなくなっていると思っております。そういう面では、なかなか難しいんですけれども、地域間の産業連関表といったようなものを再考するというのが私は重要だと思っております。
それから、RESASの活用につきましては御指摘のとおりだと思いますけれども、データサイエンティストも重要だとは思いますけれども、私も今、福井県でやっておりますけれども、自治体の担当者の方々にやはり対面若しくはオンラインで使い方
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| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) RESASにつきまして、特に限定メニューというふうに言っておりますけれども、自治体の職員しかいじれないようなデータがあるのは確かでございます。それは主に取引関係のデータでありまして、それを使って自治体の職員の方が企業の誘致であるとかそういうものに活用するといったような形で提供されております。
ただ、このデータ自体を、やっぱり個別企業のデータになりますので、どう扱うかというのはやっぱり慎重なところもありまして、私の提案といいますか、としては、集計した形で、その地域の取引関係というのはどの地域と関係が強いのかどうかというようなことなどの形で使いやすくしていくといったような道があるのかなというふうには思っております。
以上です。
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| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) 非常に難しい質問をされたわけなんですけれども、この私がお示ししました経済基盤説自体は一地域中心の議論でありまして、今御指摘いただいた、所得を域外から持ってくるんですけれども、どこから持ってくるか、あるいは持ってきた先の地域はどうなるのかというところの議論は実は十分にされておりません。その辺を今御指摘いただいたんだろうと思いますけれども、そうすると、ある地域はずっとこの所得を得てくるけれども、所得を出している地域はどうするのかというような話になってきます。それは、今御指摘いただいたようにいろんな説があるかとは思います。
そういう面では、複数といいますか、日本全体をマクロで見たときの地域と地域との関係をどういうふうに捉えていくかということの問題になってきまして、この図を発展させて、この四角で示しました地域経済の枠がどういう形で、日本全体で地域間がうまく関係し合っていけ
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| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) 御質問ありがとうございます。
一点目は、八ページにあります、いわゆる縦割りといったようなものをどういう形で是正していくかというお話だと思います。
国全体につきましては皆様方の方が御承知だと思いますが、総合的に省庁の縦割りを脱して、最終的には、このまち・ひと・しごと創生本部のような形での地方創生が進められてきてはおります。
国も十分ではない部分もあるかと思いますが、むしろ私が今ずっと感じておりますのは、市町村や都道府県辺りの縦割りといったようなものも結構ありまして、例えば商工労働関係の部署と都市を整備するような部署といったようなものが、なかなか連携をもっとすればいいのにと思うようなところがまだまだ連携ができていなかったりする。地方創生の交付金などの検証などもしておりますと、なかなか同じ市町の中での連携が十分でなかったりもする。その辺辺りは、私は、やはり総合的
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| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) ありがとうございます。
そうですね、東京一極集中について少し触れさせていただきます。
コロナの中で一極集中是正が進むかと思っておりましたら、現状を見ていますと、やっぱりかなりまた戻ってくるような動きが強くなっています。ただ一方で、特に若い人を中心にして、コロナを機だと思いますけれども、地方に移住する、地方に移るといったようなことを考えている、そういったような人も増えてきているのは事実だと思います。そういう意味では、一極集中是正といったようなものをどのように進めていくかというのは、まだまだめげずに、旗を下ろさずに進めていくべきだというふうには思っております。
で、その地域の活性化自体は、東京との関係もあるんですけれども、やはり地域の中でその地域の資源といったようなものを見詰め直して進めていくというのが大事だと思っていまして、私自身は、特にその図の二で示しまし
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| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) 御質問ありがとうございます。
先ほども少し触れましたが、今、国土交通省が新しい国土形成計画、全国計画を来年、来年度ですかね、策定の予定になっております。そこでは日常生活圏というものが一つの重要なキーワードになっておりまして、その日常生活圏をつくるに当たっては、デジタル化といったようなことが非常に重視されてきております。
そういう面では、コロナの下で、今御指摘ありましたように、かなり厳しい状況を経験をし、ただそれを何とか、解決までは行かないんですけれども、痛みを和らげるためにかなりデジタルを活用した工夫というのがいろいろなされている。大学でもそうだと思いますし、そういうような、芸術の分野などでもそういうような試みがなされている。それは重要なやっぱり財産として生かしていく。それを踏まえながら、しかし、やっぱり対面での良さといったようなもの、あるいはいろいろな形で友
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| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) 御質問ありがとうございます。
そうですね、地方創生が十年たって、なかなか東京一極集中の是正につながってきていないのは事実であると思いますけれども、その要因自体が政治のゆがみというか政治によってもたらされたかどうかというのは、私は、それもあるかもしれないけれども、より多元的かなとは思っております。
特に、東京一極集中に関しては、やはり中枢管理機能といいますか、その本社の東京集中といったようなもの、これをどういうふうに考えるかということでいいますと、やっぱり経済のメカニズムの中で一極集中が進んできて、それとともに今、IoTとかAIとか高度な情報サービス業が成長してきて、そういったようなものに向かって地方から女性、特に女性が集まってきたりして、そういう意味では、一極集中の原因自体は、政治もあるかもしれませんけれども、私自身は、やはり経済のメカニズムの中で進んできてい
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| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) ありがとうございます。
私のお示しした図の三というのは、地域経済の階層性、重層性の中で日常生活圏というのを一番下に置いていますけれども、今御指摘いただきましたように、空間的な移動の非常に障害が大きい、要するにハンディキャップが非常に多い方の場合などは想定していないモデルなんですけれども、御指摘いただきましたような形で考えますと、今、この日常生活圏のややもう少し狭い範囲のところで、今指摘されましたコミュニティーというのをやはりこの図の中でもしっかりと位置付ける必要があるというふうに思っています。
今日の議論は地域経済というものがテーマになっているんですけれども、まさに御指摘の地域社会の在り方というのがその地域経済を考える上でも非常に重要になってきていると思っていまして、要するに地域経済が非常に健全で元気がある、活力にあふれているというのは、その地域社会がしっかり
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| 松原宏 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-15 | 国民生活・経済及び地方に関する調査会 |
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○参考人(松原宏君) ありがとうございます。
いろいろこういうものを私自身はどういうふうに解釈したらいいかというのはまだまだ分析し切れておりませんけれども、例えば富山県辺りが非常に北陸三県の中では突出しております。特に紫などが突出しております。これは、かなり意図的に公設試験研究機関を強化するために交付金を取ってきております。
その他がどうかは分からない部分はあるんですけれども、やはり自治体によって交付金をうまく活用するようなところ、例えば北海道でいいますと、ある町の場合には、交付金をうまくつなげていって人口増加につなげているとか、長野県のある市では、やはり交付金をいろんな形で戦略的に使っていって、いろいろな地域産業を、しかも複数の自治体が連携して取ってくる、そんなようなこともやっていまして、そういう面では、その交付金の使い方といったようなものについてやっぱりかなり自治体によって差が
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