植田隆子
植田隆子の発言11件(2023-02-08〜2023-02-08)を収録。主な登壇先は外交・安全保障に関する調査会。キーワードで検索・期間指定で絞り込めます。
最近のトピック:
日本 (44)
EU (30)
非常 (24)
組織 (23)
ヨーロッパ (21)
役職: 香川大学法学部客員教授/上智大学大学院講師
役割: 参考人
会議別 出席回数/発言回数
| 会議名 | 出席回数 | 発言回数 |
|---|---|---|
| 外交・安全保障に関する調査会 | 1 | 11 |
発言一覧
| 発言者 | 肩書 | 院 | 日付 | 会議名 |
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) 御紹介にあずかりました植田隆子でございます。
今日は、非常に大きなテーマをいただいておりますが、その中でリスクリダクション、危機低減というところに中心を置いてお話しできたらと考えております。
どうしてこういうテーマを選ぶのか、それから、既に事前にお配りしたものであるとか、今日の五枚の報告の、この順番でお話をするということの中身でございますが、地域的にヨーロッパのお話が出てくると。これは、自分の経歴の中で、八年ぐらい時期を置いてヨーロッパに、研究所にいたりとか、それから三年ずつですね、九〇年代の初めに日本のベルギー大使館でヨーロッパの安全保障、これは物すごい激動の時期で、ソ連がなくなったりとかですね、行ってすぐ湾岸戦争になったんですが、ソ連が崩壊したりとかいう激動の時期で、そこからしばらく置いて、今から十年ぐらい前ですね、今度は同じブラッセルのEU代表部で三年
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) 終わらせるというのはどちらかが戦争に勝つのか負けるのかということになるのでしょうかということをどうしても考えてしまうのですが、やはり、ルールに基づく国際秩序が完全に破壊されることを認められないとすれば、ルールに基づく国際秩序を支援する側が少なくとも負けてはならないということになろうかと思うんですね。
そうすると、戦争が継続することになる。そして、ウクライナだけでは当然戦えないわけですから、もちろんほかの国が参戦するということではないにしろ、今のようなヨーロッパ方面だと、もちろんアメリカもそうですが、兵器の支援を含めた、あるいは兵器を支援しない国の場合は財政的な支援はやると。そうでないとウクライナは持ちこたえられないだろう。
ですから、時々日本の新聞にも支援疲れという、ヨーロッパ方面が支援疲れしているという報道が出るんですが、やはり現地の感覚からすれば、より地
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) もう少し詳しくお話をするということでございましょうか。(発言する者あり)はい。
外交的に物事を解決する場合に、何が使えるのだろうかということがあると思うんですね。もちろん、皆様方のようなトップの政治家の方がその問題国と交渉すると。あるいは、日本であれば日本の立場に非常に近い国が連合すると。これは、国際連合のような国際組織の場であっても、あるいは組織を使わなくても、外交活動を積極的に展開する必要があるだろうと。
それで、私が自分の実体験から地域的なレベルの枠組みとか組織のお話をしましたが、それは同盟とは少し異なっていると。もちろん、NATOのような同盟自体が組織になっていると、加盟国も多いですし、伝統的に、そういうこともありますけれども、まあ近隣国同士で問題が起こることは結構多いですね。国境線の引き方であるとか過去の歴史的な経緯であるとか。
ただ、対立の火
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) おっしゃられるように、ASEAN地域フォーラムという安全保障を対象としたフォーラムがありますが、開催頻度がそれほど多いわけではないと。で、それと、それを制度化するということは短期間では現実的ではないので、何かほかの方法がないだろうかということで、国の名前までお配りした資料には挙げてはおりませんが、北太平洋ですね。ですから、朴槿恵大統領のは北東アジアだったんですけれども、太平洋をぐるっと囲むような形で、アメリカ、カナダ、中国、日本、ロシア、それから南北朝鮮、ただ、北朝鮮をどうやって入れるのかという問題があるのですが、段階的にやっていく方法もあるのだろうと思っております。
日本政府というよりも、日本で通常こういうお話をして、必ずと言っていいのかもどうか分かりませんが、AかBかという発想が非常に強いと思うんですね。ですから、日米同盟が大事だと、これは私も全く反対してお
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) ウクライナがEUの加盟国であったらロシアは侵攻したのかというふうに捉えてよろしゅうございますでしょうか。(発言する者あり)それは難しかっただろうと思います。
ただ、御案内のように、EUに入る加盟条件というのは、政治的な加盟したいという国の体制のみならず、経済パフォーマンス等、様々な要因が満たされることが必要でございますので、なかなか、よほどの政治決定がEUの加盟、今二十七か国だと思いますが、でなされない限り、早急には無理だろうと。特殊な経済統合体だということもあり、政治的な団体ではないという、まあある意味では技術的な側面もEUは持っています。
ただ、もし入っていたら、やはりEUという単位はヨーロッパでは非常に大きいので、経済的にもですね、そこで侵攻するということはまあなかなか困難ではなかったのかと。ですから、ウクライナはもちろんNATOにも入っていないしEU
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) ありがとうございます。
既存のものとかぶらないということが重要だと思います。そのために、それから日本の安全にとってどのように寄与するかという視点で、どこか抽象的なことを考えているわけではございません。ですから、先ほども申し上げたように、日本の地理的に非常に近いところに北朝鮮、それから中国、ロシアという国があると。そういう国と軍事的な衝突に、偶発的な事故からでも発展しないような枠組みが必要であろうと。
こういうことをお考えの方はほかにもいらっしゃるわけではございますけれども、私自身の経験から、在外経験などからは、やっぱり組織体は必要だろうということは、ヨーロッパ方面というのはもう組織でがんじがらめになっているような、国の数が空間が狭い割に多いのでそういうことも調整上必要なんだと思うんですが、それがまた外交的な解決にもつながると。
ですから、同じような発言に
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) それは、特に何についてでございましょうかね。どういう案件についてというのはございますでしょうか。
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) 御質問ありがとうございます。
今年はG7の議長国でありますから余計に、まあ日本が、余計にというかいつもよりもですね、従来よりも任務が重く、注目をほかの国々からされる年であると。そういうときにウクライナでの戦争が世界中の大きな国際平和の問題として関心事になっているという事態だと思うのですね。
ですから、本来ヨーロッパのロシアと地続きの、例えばバルト方面の国であるとか、あるいはノルウェーも上、真北のところにロシアとの共通国境があったと思いますけれども、そういう、すぐに軍隊が攻めてきてウクライナでの戦争が拡大してくるのかというような直接的な懸念は、場所が離れているので、近代の戦争では飛び道具が使われるとはいえ、そこのところは若干脅威度が違うと。ただ、今までの議論でたくさん出てまいりましたように、国際秩序のルールに基づく、国際秩序が破壊されるかどうなのかという、ここ
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) 最近、NATOのストルテンベルグ事務総長が日本を訪問をされ、講演もなさるという活動をされました。それで、私は、その日本での迎えられ方を見ていて、ここ十年ぐらいでNATOの位置付け自体が日本で非常に大きく変わってきたと思われます。私が九〇年代の初め頃にNATOに出入りしていた頃は、非常に日本とNATOは遠かったです。ですから、その頃と比べますと、随分、ここ三十年ぐらいでですかね、交流の度合いも増していったし、軍事同盟に対する何か不安感というんでしょうかね、それが日本の側にもなくなっていったということだろうと思います。
それから、別途、日本とEUの関係も、大変な経済摩擦から、EPAもでき、SPAも暫定発効するということで非常に関係が近くなっていって、大きくこれらの組織との関係は変わっていったと思います。
で、NATOとどのようにお付き合いをするのかということでご
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| 植田隆子 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-02-08 | 外交・安全保障に関する調査会 |
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○参考人(植田隆子君) 台湾との関係で欧州統合をどう見るかという御質問だと考えます。
それで、経済的な相互依存関係が非常に大きくなると、戦争をすると損をするというふうに単純に考える、そこのところが武力行使に至らない理由になるということは確かだと思います。
ただ、技術的にFTAが解決方法になるのかどうかということで、これは、どのような国が加わって、どのようなレベルのFTAをつくるのかと、それから米国がこの問題をどのように考えるのか、それらの要因が相当程度効いてくるのではないかと思います。
EUの方に戻りますと、同じヨーロッパの地域で、国境線がしょっちゅう引き変わってくるというようなところで長年戦乱を経験してきていると、そういう歴史的な背景とともに、文明圏としては非常に近いと、あるいは一つであるというふうなことが言えるかもしれない。ですから、欧州、EU統合のような非常に進んだ形の特
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