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和田春樹

和田春樹の発言9件(2026-05-13〜2026-05-13)を収録。主な登壇先は国際問題に関する調査会。キーワードで検索・期間指定で絞り込めます。

最近のトピック: 日本 (87) 北朝鮮 (46) 戦争 (33) 問題 (31) ロシア (24)

役職: 東京大学名誉教授

役割: 参考人

会議別 出席回数/発言回数
会議名 出席回数 発言回数
国際問題に関する調査会 1 9
発言一覧
発言者 肩書 日付 会議名
和田春樹
役割  :参考人
参議院 2026-05-13 国際問題に関する調査会
それでは、お話しさせていただきます。  今日のウクライナは明日の東アジアかもしれないという岸田文雄首相の言葉は広く各方面に影響を与えたようです。しかし、私は、これは日本国の首相の言葉としては適切ではないと思いました。ソ連という大国を構成しているロシアとウクライナ、構成していたロシアとウクライナの間で始まった兄弟殺しの戦争ですから、戦争をその地域に封じ込め、速やかに停止させ、戦火がよその地域へ、私たちの地域へ拡大するのを防ぐことが必要です。  一九四一年六月、ドイツがソ連に侵攻したとき、ソ連の極東地方は直前に結ばれた日ソ中立条約で平和が保障されていました。あのとき、日本がヒトラーを助けるつもりでソ連を攻めなかったことは、戦前唯一賢明な選択であったと思います。歴史はこのように続いているのです。  第二点に参ります。  日本が位置する東アジアは平和な地域で、最近になって戦争の気配が感じら
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和田春樹
役割  :参考人
参議院 2026-05-13 国際問題に関する調査会
この地域では、ASEANのことを申しましたが、ASEANが中心になりまして、ASEANプラス3というものが提案されました。それは、中国、韓国、日本でございます。金大中さんも関わった構想ですが、これによって東アジア共同体をつくるという考え方が広まりまして、小泉首相も国会で東アジア共同体を目指していくということを述べられたことがありました。しかし、その東アジア共同体というものにアメリカを入れるかどうかということになって、アメリカは自分を入れろと言い出してきましたので、中国は猛然とこれに反発しました。それで、日本としてはどうしたらいいか分からない状況になって、間に立って日本は非常に困ったわけでございますけど。それで、結局、東アジア共同体は流れてしまいました。  東北アジアという結び付きを考えた場合に、これは六者協議があったものですから、アメリカが入らないで東アジアの、東北アジアの安全保障を考え
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和田春樹
役割  :参考人
参議院 2026-05-13 国際問題に関する調査会
現状において、日本では、日米安保条約を結んでおりますね。そして、米軍も日本に基地を持っております。そして、自衛隊が存在して日本の自衛のための兵力を備えておりますが、この面において抜かりがあるならば、これに対してしかるべく増強を図るということは恐らく必要でしょう。しかし、東北アジアのこの状況で、向かい側に中国、ロシア、北朝鮮という核保有している国があって、それで日本には核保有、核武装している米軍の基地があるという状況ですから、ここで戦争が起きてしまえば、どれだけ兵力を、日本が自前の兵力を用意したところで悲劇は避けられない状況だと思います。  ですから、その意味でいえば、一定の安全保障上の措置というものをとることは、それは必要だと思いますが、それよりも更に、それに倍するようなくらいのやっぱり外交的な努力というものをしなければ、この地域では危ないというふうに私は思っております。  ですから、
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和田春樹
役割  :参考人
参議院 2026-05-13 国際問題に関する調査会
何度も申しますが、東北アジアの六か国のうち四か国は核を持っているという状況ですね。それで、こういう状況になりましたので、韓国でも核武装という話が出ておりますが、日本の中にもそういうことを言う人もいると。で、非核三原則というものを修正しようとする動きも出ていると。こういうことであろうと思いますが、じゃ、それで、みんな、全ての人が核兵器を持って、ここで何か救いがあるのかという問題です。  要するに、日本は、先ほども申しましたが、北朝鮮は二〇一七年に既に、不測の事態、つまり米朝戦争になった場合には日本にある米軍基地をミサイルで攻撃するという、そういう部隊がもう既に存在していると言っていますが、そういう状況になってきた場合、日本はもう、仮にこれで日本が核武装をした場合ですが、何か新しく安心の材料が増えるのかといったら、全く増えない状況ですよね。日本海のほとりにはずっと、稼働中でも稼働中でない原子
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和田春樹
役割  :参考人
参議院 2026-05-13 国際問題に関する調査会
ウクライナ戦争は、本当にもう長い時間が過ぎまして、ここで今止まらないと十年は続くことになる、そういう気配じゃないかと思われます。ですから、これを止めなきゃならないというふうに思います。  それで、これが止まれば、もちろん日本とロシアの関係もまた開けてくるということになるかもしれませんが、しかし、これを止めるためにも、むしろ日本がロシアに働きかけて、この戦争を止めるように、終わらせるように助けるということが重要じゃないかと私は思います。  ですから、日本はウクライナを応援しているといっても、もちろん軍事的な形ではありませんけど、しかし、この地方からウクライナを応援するというような姿勢を日本が取っている限り、やはりウクライナとしては頑張り続けなきゃならぬということになりますので、完全にこの今の戦争は行き詰まってしまっていますから、このまま続けば、ロシア人、ウクライナ人がどんどん死んでしまう
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和田春樹
役割  :参考人
参議院 2026-05-13 国際問題に関する調査会
北朝鮮に対して働きかけていくということが、恐らく、東北アジアの地域的な安定、平和のために何か仕組みを考えるにしても出発点になるだろうと思いますね。  そのときに、日本と韓国が一緒になって北朝鮮に対して核のことに問題を出すということは、今御指摘のとおり、無理があります。北朝鮮は韓国と対立していて、そして核兵器で武装している自主的防衛の国だというふうに胸を張っていますから。ですから、そういう意味でいうと、やはりこの場合は、韓国の支持を得て、日本が北朝鮮と国交正常化するということが、やっぱり最初の出発点ではないかと思います。それによって、日本と、そういう日本と北朝鮮の関係が開けてくればですね、これはその先の話をすることができるように思われます。  要するに、核の問題でいえば、この地域で核兵器を使わないということですね。このことを約束してもらうということが重要ですけど、先制的な使用をしないとい
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和田春樹
役割  :参考人
参議院 2026-05-13 国際問題に関する調査会
日本と北朝鮮の間は没交渉ですので、最近はですね、よく見えないところがありますが。しかし、ちょっと前は、岸田首相の時代です。岸田首相は国連総会で、新しい時代を開くつもりで金正恩委員長と会いたいと国連総会の舞台から呼びかけました。  そうしましたら、北朝鮮側では、最初は外務次官、その後では指導者の妹であって指導者を支えている金与正副部長が二度にわたって談話を出して、話合いをしたいというのであればこれまでの姿勢を改めるというふうにしなければならないと、そうすれば話合いはできると、こういうのを二度にわたって出しまして、三度目にはもう、官房長官の話が気に入らなかったといって三番目の談話ではもう話はしないと、こういうことになりましたけど。  つまり、でも、北朝鮮は、日本の政府が話合いをしようと言ったらば、三回も談話を出して、そして、こういうふうにしてくれれば話合いができると、こういうふうに言ったと
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和田春樹
役割  :参考人
参議院 2026-05-13 国際問題に関する調査会
今、石井先生の方からちょっとお叱りをいただきましたが、私は、拉致問題につきましても、長年日本の中で運動を続けてこられたことのやっぱり御努力というものに対しては敬意を表しております。しかしながら、交渉の仕方というものがあるはずだと私は思います。  ですから、交渉に当たっては、要するに、北朝鮮が拉致を認めて、そして生存している人を返して、そして死亡したという人については謝罪をして、賠償を払うということが目標だと思いますが、ところが、ある時期からこの拉致問題の主張は、とにかく北朝鮮が五人生存、八人死亡、そのほかは不入境というようなことを言った段階で、北朝鮮の言っている、挙げている資料が曖昧だから、要するに、全員生きていると考えて、全員即時返せというような主張になっていって、それで、それではもう、それを答えを出さないんであれば事実上制裁を加えて、そして対決するというような方向に行ったように私には
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和田春樹
役割  :参考人
参議院 2026-05-13 国際問題に関する調査会
日本は朝鮮を三十六年間、植民地として支配しましたね。朝鮮全土を奪っていたわけです。それで、朝鮮が独立しましたね、日本が降伏したので朝鮮が独立することになりました。それで、それに当たって、特に大韓民国の方では何を言ったかというと、対馬を割譲しろと、そして鬱陵島から独島までは自分たちの領土であると、こういう要求を出したわけですね。で、これについて日本は、対馬は、対馬というのは元々日本のものだし、朝鮮とか、朝鮮にも関係もあったけど、日本のものだからこれを取られては困るということは、日本が文書も作って宣伝しまして、これはもう通らなかったわけでございますが。  しかし、独島の問題については、独島、竹島の問題については議論がいろいろあります、確かに議論があります。日本には日本の議論もあるかもしれませんが、しかし、私が思うには、朝鮮全土を日本に取られていたところが独立に当たって、独島までは自分たちの領
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