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植田和男

植田和男の発言931件(2023-04-18〜2026-04-09)を収録。主な登壇先は財務金融委員会, 財政金融委員会。キーワードで検索・期間指定で絞り込めます。

最近のトピック: 物価 (177) 上昇 (130) 政策 (106) 金利 (98) 金融 (88)

役職: 日本銀行総裁

役割: 参考人

会議別 出席回数/発言回数
発言一覧
発言者 肩書 日付 会議名
植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
衆議院 2024-05-17 財務金融委員会
○植田参考人 お答えいたします。  私ども、ETFの買入れにつきましては、日本銀行法第四十三条第一項の規定に基づきまして、主務大臣の認可を受けて行ってきたものでございます。その認可を受けます際に定めた実施要綱というものがありまして、そこでは、買い入れたETFの処分を行う際には、市場等の情勢を勘案しつつ、適正な対価によるものというふうにしております。  したがいまして、処分価格については、時価をベースにすることになるというふうに考えてございます。
植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
衆議院 2024-05-17 財務金融委員会
○植田参考人 私ども、保有するETFの処分でございますが、すぐに行うというふうには今のところ考えておりません。処分を含めまして、今後の取扱いについて、少し時間をかけて検討する必要があるというふうに思っております。
植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2024-05-09 財政金融委員会
○参考人(植田和男君) これは、端的にお答えいたしますと、金利水準を見た場合に、私ども、経済に影響する金利水準は普通の名目の金利から予想物価上昇率を引いた実質金利というふうに考えておりますが、これが現在非常に低い水準にあるということで、そのことが経済、物価を支えていくという意味で、緩和的な金融環境にあるというふうに考えてございます。
植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2024-05-09 財政金融委員会
○参考人(植田和男君) 私どもは金融政策を発動してから効果が出るまでに時間が掛かるということを常に認識していますので、その時間、例えば一年半とか二年とか掛かっても、掛かった後どういう状態になっているか、一年先、二年先に経済はどういう状態になっているかというところをよく見た上で政策を決めていかないといけないというのが基本的な立場でございます。そうした観点から、現実の物価上昇率を見た上で、そこから一時的な変動を取り除いて、一年半、二年たっても続いているような物価上昇の部分、ここを概念的に基調的な物価上昇率というふうに呼んでおります。  一年半、二年というのは仮に便宜上そういう期間を置いてみたところでございますが、では、それをどういうふうに推計するのかというのは、その時々、どういう要因で一時的な部分が動いているかに応じて、時間とともに変わってきますし、なかなか難しい作業で、これはというものをな
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植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2024-05-09 財政金融委員会
○参考人(植田和男君) ちょっと先ほどの質問に戻らせていただきますが、一時的な変動を取り除いた部分と申し上げましたが、言い換えると、長期的に続くと考えられる物価上昇率の部分ということでもほぼ同じでございます。  それで、所得から支出への前向きの循環についてでございますけれども、徐々に強まると、確定的な表現だということでございますが、将来のことですので、私どもも一〇〇%そうなるというふうに思っているわけではございませんで、ある程度の確率でそうなるというふうに考えているということでございます。  これをもう少し具体的に企業部門と家計部門に分けて話してみますと、企業部門で、足下、一部の自動車メーカーの生産停止の問題もありまして生産がちょっと弱含んでおりますけれども、これは既に回復しつつあるということもありまして、生産活動は活発な基調に転じつつあるというふうに思っておりますし、そうした下で企業
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植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2024-05-09 財政金融委員会
○参考人(植田和男君) まず、名目と実質とちょっと分けてお答えさせていただきたいと思いますが、名目ベースで見ますと、賃金上昇率が先行き高まっていくというふうに考えておりますので、雇用者所得は増加を続ける、さらに、政府による減税政策も今年度の所得を押し上げる方向に作用すると見ております。  その上で、実質ベースですが、名目の方は増加を続ける一方で、二二年度等に見られました輸入物価の上昇、これを起点とした価格転嫁が続いていたわけですが、これは減衰していくということが消費者物価の上昇率を引き続き下げていくという力、方向に働くという中で、実質の所得の前年比は徐々にプラスに転化していくというふうに見込んでおります。  ただし、そういう計算をする上で、原油価格や為替相場の今後の動向については注意して見ていく必要があるというふうに考えております。
植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2024-05-09 財政金融委員会
○参考人(植田和男君) 委員御指摘のように、私どもの現在の推計方法ですと、潜在成長率は零%台後半程度というふうに見ております。  ただ、これは、決まった推計方法があってそれで推計するとかちっとした数字が出てくるというものではありませんで、推計手法を変える、あるいはデータが変わっていくという中でかなりの幅を持って見ないといけないというものでございます。そのそれぞれの段階においてかなりの幅がありますので、全体としてどれくらいかということはちょっと数値的にここで申し上げるのがなかなか難しいところでございます。  そういうことに加えまして、今後の生産性上昇率の動向とか労働供給、例えば女性や高齢者の労働供給がこれまで増えてきたわけですが、そろそろ頭打ちと見ておりますが、それが本当にそうかどうかというような、非常に難しい、しかし大事な要因にも左右されるというもので、ちょっと幅を特定するのがなかなか
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植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2024-05-09 財政金融委員会
○参考人(植田和男君) 直前の御質問に続きまして、なかなか幅を持って見ないといけないという同じようなお答えになって恐縮でございますけれども、例えば私どもの展望レポートで自然利子率の様々な方法による推計値を例示したところがございます。それで見ますと、かなりの幅で分布してございます。ですので、ほぼ何%であるということをなかなか申し上げにくいという状態であるということを御理解いただければなと思います。  その上で、そういう状態は我が国だけではございませんで、ほかの諸外国でももちろん、自然利子率、経済に対して中立的な利子率の水準ですけれども、これが本当は、きちんと分からないときちんと緩和の度合いを決めにくいということであるので、分からないといけないわけですが、皆さん努力はされていますが、ある程度の、あるいはかなりの幅を持ってしか分からないという状況ではございます、取りあえず。
植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2024-05-09 財政金融委員会
○参考人(植田和男君) 議論が大変技術的になってまいりまして申し訳ありませんが、委員御指摘の私ども日本銀行の二〇一八年の分析では、委員が御指摘のような結果が出ております。  その上で、先ほど私がちらっと申し上げました、もうちょっと最近の分析の結果を先頃発表しておりますが、それによりますと、幅はあるんですが、自然利子率の推計した結果の水準について、ここ数年間、五年くらい前の推計から更にどんどん低下しているという証拠は見出されていないというのが大まかな結果の一つでございます。ですから、昔、ゼロという推計であったとしたら、そこからどんどん低下してマイナス一、マイナス二であるというふうにはなっていないということであります。その上で、例えばゼロ近辺でかなりの幅があるというふうに見ております。それが、実質利子率の中立的な水準に関する大ざっぱな評価でございます。  その上で、インフレ率ないし期待イン
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植田和男
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2024-05-09 財政金融委員会
○参考人(植田和男君) 一つは、予想物価上昇率が現状のレベルから上がっていけば、これは緩和度合いを調節することなく名目金利を上げていくことができます。それから、基調的な物価上昇率が我々の見通しどおり少しずつ上がっていけば、それに応じて緩和的な度合いを調整するという中で金利を上げることもできるかなというふうに見ております。