山添博史
山添博史の発言19件(2023-05-19〜2023-05-19)を収録。主な登壇先は政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会。キーワードで検索・期間指定で絞り込めます。
最近のトピック:
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役職: 防衛省防衛研究所地域研究部米欧ロシア研究室長
役割: 参考人
会議別 出席回数/発言回数
| 会議名 | 出席回数 | 発言回数 |
|---|---|---|
| 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 | 1 | 19 |
発言一覧
| 発言者 | 肩書 | 院 | 日付 | 会議名 |
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) 防衛研究所より参りました山添博史と申します。この度は、お招きありがとうございます。
私は、行政機関に所属はしておりますけれども、研究所で職務をしております。個人の資格で公開情報を基に研究発表を行っておりまして、これから述べる見解も、主にロシアをいかに見るかということを私自身研究してきたものに基づく個人的な見解として申し上げます。
先ほど脇理事長からお話を伺いまして、控室でもお話を伺ったんですけれども、やはり七十数年前に生起してから解決ができていない非常に深刻な問題ですね。昨年から私もウクライナの中で何が起こっているかというのに心を痛めて見てきているわけなのですけれども、それと同じことが、それに比肩し得ることが日本国民にもありまして、北方領土もそうですし、樺太でも満州でも沖縄でも、難しい地上戦とその惨禍があったということをより強く想起しながら、この問題をいかに
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) 御質問ありがとうございます。
私個人としては、ウクライナが戦争の当事者であって、ウクライナが求めている、我々日本としても、侵略を受けている側の権利が最大限回復されるべきだという立場である以上は、ウクライナが求めているもの、それが戦争終結の基礎になるものだと考えます。
ウクライナは、やはり国際的に認められた領土の回復、それから人権の侵害に対する確認とその保障、こういったことを含めた十項目の平和の公式、フォーミュラーというものを出しておりますので、もちろんこういったものを基礎にして平和は論じられるべきだというふうに考えております。
中国が提案している中国の現在の政治的立場というものについては、まだどういう行動をするかというのが明確にはなっていない段階ですけれども、ウクライナが主張しているこの平和の公式、これについての論評や対応というものにもなっていないので、
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) ありがとうございます。
ロシアにとっての利益、やはりこのアジア太平洋地域でより繁栄した国際関係の中に入っていくというのがかなり大きいと思いますので、ロシアの極東地域というのはやはり困難を抱えた地域、そこにいかに日本が将来に向けての協力ができるかというのが大きなものになると思いますし、地位協定については、ロシアがこの日米安全保障体制に懸念を示しているというのは、示しているのは事実なんですけれども、それが実際に本当の最重要点であるのかどうか、そこは説明次第でうまく、そのときの利益の調整が別のところでうまくいくのかどうか、それがまだちょっと分かりかねるところではあります。
以上です。
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) 御質問ありがとうございます。
この好ましからざる団体という指定なんですけれども、昨年、ロシアが日本を非友好国というふうに考えるようになりまして、それから議員の皆様を含めた入国禁止措置、そういった彼らが向こうの中でできる不満の表明、その一連の流れのものなんだと思います。
それから、憲法が二〇二〇年に改正がありまして、修正がありまして、このときに領土問題、領土の割譲について論じることも協議することも禁じられているということにロシアの中ではなりましたので、やはりそれに関連して、ロシアにとっての領土の割譲に当たるような問題は合法には扱えないというような論理にはなっていると思います。
今、このようなロシアの中でも対外的に緊張関係のある中ですので、これを何らかの柔軟姿勢でもって変えていくと、一旦出した決定を覆すというのはしばらくは難しいんではないかというふうに、その
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) ありがとうございます。
私も、墓参というのが、やはり島民の方々の非常に切実な問題でもありますし、つながりを続けるという非常に重要な意義もあると思っております。
私の少し聞いている話でありますと、大学の関係では、やはりロシアとの交流が低調になったところも多いのですけれども、ロシア人の教授が日本に滞在するのは中止されずに残っているとか、そういう事例はやはり少数はあるわけですね。そうやっていると、ロシアの中でも、日本はこういうふうに話ができるというようなことを理解する人が一定数いると。それを継続することがロシアにとっての日本を見る糸口にはなるはずですので、そういったことは少しずつ活用するのがいいのかなというふうに思います。
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) 御質問ありがとうございます。
私が先ほど御案内のあった参考資料の中で述べた大国構想というのは主に旧ソ連の空間においてのことで、これはもう、ロシアが一番人口も集中している西の方、ヨーロッパの東部、こちらの、本来ロシアはこれぐらいであったと、本来こう戻るべきだというような、大きな民族の統合とか領土の回復とかそういったもの、それを、大国であるアメリカとかイギリス、フランスでありますとか、もちろん中国にも認めさせたいと、そういう発想であります。
太平洋でもアメリカと対峙はしているわけで、それの一環として、確かに軍事拠点として択捉島、国後島というのをロシアは使っております。これは、ソ連時代の後半に潜水艦を運用するようになって、オホーツク海を潜水艦が行動をすると、それによって、核兵器をもし先にどこかから撃たれたとしても、その潜水艦からは核兵器をもって反撃ができると。そう
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) ありがとうございます。
非常に今申し上げたことからは難しいというのがまず出発点にはなるのですけれども、ただ、歴史を遡ると、海軍が反対していた島を日本に譲り渡したということがありまして、これは一八七五年の樺太千島交換条約のときに、カムチャツカの次のところ、幌筵島と占守島ですね、この辺りの部分をロシア海軍は日本に渡してはいけないと言っていた。ですが、これは、交渉、ロシア皇帝アレクサンドル二世と外相ゴルチャコフが、今ここで決着をして彼らのサハリン島を確保し、日本と問題は決着させるんだという決断でもって、ロシア海軍の言い分は今回は譲りましょうというふうに決着した。
こういう事例はあると言えばあるので、安全保障だから絶対に譲れないということではなくて、それよりもロシアにとって必要な利益が何か、例えばこのときに日本との経済協力、それから外交支援が是非とも必要だという状況
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) ありがとうございます。
経済協力なんですけれども、これ、ちょっと今となっては過去の話ですが、ロシアにとって、例えばドイツですね、ドイツとは、ガスの輸出入によってロシアは現金が得られる、ドイツはガスが、エネルギー源が得られる、こういう相互依存関係がある一定の行動の抑制効果を持っていたのではないかと考えられるときがありまして、ロシアがドイツと正面衝突にまでなるような場面というのはこれまでもなかったのかなと思います。
そういった非常に大きな相互依存関係がロシア、日本の間にあるのであれば、ロシアは日本との関係をそう簡単にはむげにはできない。そういったことを、そういう段階まで至るのであれば、それは、ロシアは日本の意向を考慮すると、そういう一要素になるとは思いますので、相互依存関係、共同利益というのは一定の目指すべき方向だったのではないかなと思います。ただ、それがどの程
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) ありがとうございます。
経済制裁ですね、最も望ましい、その目的の一番先にあるのは、ロシアが撤退すること、戦争をやめることであろうかと思うのですけれども、実際にこれを計画した人々は、恐らくそこまでは望むことはできなくて、ただ、ロシアが戦費をふんだんに得ていって、いろんなものを得て戦争に投入するのと、それにかなり苦労するといいますか、それが制約されていくというのでは、ロシアが戦い続けるというときの軍事行動の品質や規模、それから速度、そういったものを低下させる、それによってロシアの戦争の行動を抑制することができる、それを狙うべきだという考え方であるというふうに私は理解しておりますので。
例えば、精密誘導兵器の生産でありますとか、ロシアが戦車を製造する際の砲塔、戦車の砲塔ですね、そこの工作機械、それを造るための工作機械、そういう精密なものについてはかなりの制約を受け
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| 山添博史 |
役割 :参考人
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参議院 | 2023-05-19 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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○参考人(山添博史君) ありがとうございます。
世論喚起、脇参考人おっしゃっていただいているように、地道な啓発活動、教科書、それからマスメディアということが基本だと思います。
それで、付け加えて、まあ成功するかどうか分からないのですけれども、考えられるとすれば、今、現に起きているウクライナでの住民、避難民に対する世論、マスメディアでの関心も高いということがありますので、今、広島のサミットもありますけれども、そういったことがつながってきて、過去から続いている日本の人々の苦しみ、困難、こういったものが感じられるような機会というのをうまく使っていくことで、これまで関心なかった方にも届くのかなということを一つ思いますし、もう一つは、先ほどからちょっと挟んでおりますが、歴史の話。
〔理事江島潔君退席、委員長着席〕
例えば、北海道の島から国後島を見ると、すごく、もうすぐそこにあるの
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