池上甲一
池上甲一の発言16件(2024-06-06〜2025-05-09)を収録。主な登壇先は政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会, 農林水産委員会。キーワードで検索・期間指定で絞り込めます。
最近のトピック:
農業 (65)
日本 (42)
開発 (32)
農民 (29)
生産 (28)
役職: 近畿大学名誉教授
役割: 参考人
会議別 出席回数/発言回数
| 会議名 | 出席回数 | 発言回数 |
|---|---|---|
| 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 | 1 | 11 |
| 農林水産委員会 | 1 | 5 |
発言一覧
| 発言者 | 肩書 | 院 | 日付 | 会議名 |
|---|---|---|---|---|
| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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近畿大学名誉教授の池上でございます。
本日は、TICAD9に向けて開発協力の在り方に関する意見を述べる機会をいただき、大変有り難く存じます。
私は、最初に、一九八〇年代後半に海外渡航を、初めて海外渡航をしましたが、それはタンザニアでした。以降、ジンバブエ、モザンビーク、南アフリカ等で主に農業に関する調査を行ってまいりました。JICAの補助事業にも多少関与いたしました。本日は、これらの経験を基に得た知見に基づいて、特に農業を中心に開発協力の望ましい在り方について意見を述べたいと思います。
本日の意見の流れは、お手元の資料のスライドの二に示しましたように、おりますけれども、五番目の地方中小都市圏の重要性というところにつきましては、時間の都合上、六の目指すべきTICAD9の方向性の中で説明いたします。
最初に、最も基本的な問題であります開発援助の基本理念について私の考え方をお示し
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| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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日本の好イメージ、日本ブランドを損ないかねないと思います。
以上でございます。
少し時間超過いたしました。失礼いたしました。
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| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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ありがとうございます。
一つ有効な手段としては、相互に学び合うということが大事だと思っていますので、日本の農民とアフリカの農民がやっぱりじかに交流できる場を設ける、そのお互いの経験を皆学び合うことで、日本は逆に何か失ってきたものを見直す、それから、アフリカにとってみたら、その日本の農民の勤勉さとか、そういうものをきちんと学んでいく、そのやっぱり経験を共有すること、ファーマー・トゥー・ファーマーの経験共有を図っていくということが非常に大事ではないかなというふうに思っています。
もちろん、農地についての制度的なガバナンスの問題とか登録の問題とかというのは非常にセンシティブな問題がありますので、それについては、相手国のやっぱり状況をきちんと見極めることが大事かというふうに考えております。
以上です。
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| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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ありがとうございます。
私はTICADの会議には大体農業関係しか出ていないので、ほかのところの動きはよく分かりません。
農業についてもお話しいたしますと、やはり経済分野にちょっと収れんし過ぎ、重点を置き過ぎたんじゃないかという気がしておりまして、それもちろん大事なんですけれども、そこで実際に農業をする農民たち、それから実際に農作業に携わっている女性ですね、女性農民たちの視点というのは非常に薄かった。つまり、言い換えれば、経済プロジェクトはあるけれど、そこで働く人たちが存在していなかった、見えていなかったんじゃないかというか、薄かったという気がしております。そこをやっぱり埋めていく取組が非常に大事だろうというふうに思います。
今JICAが進めているSHEPでも同じように経済的な利得を強調しておりますが、それだけではなくて、やっぱりそこで従事している、特に野菜なんかに従事するのはや
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| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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ありがとうございます。
今おっしゃられたように、私たちも大学で教えていて逆に教えられるということ、多々あることでございますね。
農業の場合の教える、教えられるという関係は、どちらかというと、これまでやはり技術移転ということで考えてきていたので、やっぱり伝えるということを重視してきていたんですね。そうではなくて、強調してまいりましたが、その最初の段階から、アジェンダを作っていくところから一緒にやるということになっていくとすると、そうすると、教えるつもりだったところが、例えば地元の資源をどうやって使うかということを考えるときに、やっぱり知恵を使っていくということを日本の指導者が学ぶわけですよね。そういう同じようなことが、逆に日本に指導者が来て日本の農業を学べば、例えばどうやって近代化をしてきたかとか機械化を進めてきたかとかいうところを学ぶことができる。その場合に、村というか社会の中でど
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| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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ありがとうございます。
何を作るかによるんです、やっぱりね。食料を、今問題になっているのは、食料が軽視されて、歴史的な経緯があるんですけれど、その植民地支配から引き継いできた熱帯産品に重視した生産、それから一九八〇年代の構造調整のときに換金作物に変えようという動きがあって、一九九〇年代の貧困削減戦略のときには一応食料に回帰したんですけれど、やっぱり土地がなかなかそう簡単に転換できるわけではないので、やっぱりその構造をずっと引き継いできている。
そういう下で、今起こっている事態というのは、伝統的に作って十分自給できるはずの食料ではなくて、輸入された、あるいは食糧援助で与えられた米とか小麦とか、そういうものに消費が集中していっているというところにやっぱり問題があるわけですね。だから、この間のロシアがウクライナに侵攻したときに、小麦の輸出がストップしてたちまちアフリカが困った。日本にはウ
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| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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人にもよりますけれど、キャッサバそのもので食べるというよりは、キャッサバの粉にして練って食べますので、フーフーとか練りがゆみたいなものにして食べますので、好きな人は好きです。
日本でも、キャッサバ生産、ブラジルの帰国、帰国じゃないや、永住者とか二世とかが来て結構キャッサバ作っていましたので、今日本でも生産がかなり増えています。
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| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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まず、後段の海外の研究者の評価ですが、十分その全体について見ているわけではありませんのでちょっと不十分ではありますけれども、一応、今日の資料の、どこだったかな、ODAの評価のところを少し説明、追加させていただいております。デレク・ホールさんとそれから岡田佳奈さんとかの研究を、ちょっと今見当たりませんけれども。要するに、日本のODAが一つは企業の開発、企業の進出の受皿になっているといいますか、ODAが主導して、で、企業進出をする、そういう前提をつくっているという見解ですね。十九ページですね。
日本の企業はなかなか、特に農業関係に進出、投資をしたがらない、アフリカは一番したがらないわけですけれど、その理由として、リスク回避とか、もちろんインフラ、JICAの行う事業を請け負うということをやるわけですけれど、自分で投資するということはなかなかしない。そういう中で、代わりの部分が決定的に欠けてい
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| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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まさにおっしゃられるとおりだと思っておりまして、今日ずっと強調してまいりました、開発主体としてやっぱりこの経営を、家族経営をきちんと重視していく、しかも、その中で、実際に農業をやっているのはやっぱり女性が中心なので、その経済的な地位とか社会的な地位をきちんと上げていく。もちろん大綱にもジェンダー重視とかいうことは掲げられておりますけれども、それをいかに現実に手段として、あるいは政策として出せていけるか、それから、相手政府や相手の社会とそこのところをきちんと議論して納得してもらえるか、そこのところが非常に大事だというふうに思っています。
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| 池上甲一 |
役職 :近畿大学名誉教授
役割 :参考人
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参議院 | 2025-05-09 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
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ありがとうございます。
なかなか難しい面があると思うんですが、一つはやはり、まずアフリカの国内での食料需要がきちんと賄われることというのが大前提になりますよね。で、日本に持ち込む食料、日本に出せるような食料があるかどうかということと、それを、日本が欲しいというものを作ってもらう形ができるかどうかですね。
後者の場合にしばしば起こるのが、モザンビークの場合にそうだったんですけれど、アフリカの農民たちが作ったことのないものを持ち込んで、それを全部日本に持っていきますよというふうな援助だと、これやはり反発を受けると思いますね。だから、ちゃんとやっぱりそこのところでどんなふうにその利益が配分されるのかということと、それから、それを作ることで農民たち自身が何かこう、食の向上であったり経済的な向上であったり、社会的な部分がちゃんと力が広がるとかというような利益が得られるものでないと無理だと思い
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