松尾豊
松尾豊の発言18件(2025-04-16〜2025-04-16)を収録。主な登壇先は内閣委員会。キーワードで検索・期間指定で絞り込めます。
最近のトピック:
日本 (32)
重要 (23)
リスク (22)
活用 (20)
生成 (20)
役職: 東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻/人工物工学研究センター 教授
役割: 参考人
会議別 出席回数/発言回数
| 会議名 | 出席回数 | 発言回数 |
|---|---|---|
| 内閣委員会 | 1 | 18 |
発言一覧
| 発言者 | 肩書 | 院 | 日付 | 会議名 |
|---|---|---|---|---|
| 松尾豊 |
役割 :参考人
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衆議院 | 2025-04-16 | 内閣委員会 |
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ありがとうございます。
教育に関してですけれども、一つは、まず、私は割と楽観的でして、余り心配しない方がいいと。
なぜなら、例えば、電卓ができたときに、電卓によって暗算の能力が失われてしまうんじゃないかということが言われていたり、PC、スマホができてきて、みんな漢字が書けなくなるんじゃないかと言われてきたり、まあ、実際そうなったのかもしれませんけれども、またそれを使った新しい能力が次々と生まれてきている。
ですから、今の子供たちは、生成AIを前提とした社会の中で生きていって、それを当たり前のように使って、また違う能力を発現させていくと思いますので、余り心配しなくてもいいんじゃないかと思います。
ただ、時代を超えて、大人が子供に伝えるべきことというのはいつも変わらないと思っていまして、それは例えば、人と人との関係性であったり信頼であったり、それから、歴史とか文化とか教養とか、
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| 松尾豊 |
役割 :参考人
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衆議院 | 2025-04-16 | 内閣委員会 |
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ありがとうございます。
おっしゃるとおり、東南アジアは非常に重要だと思います。
実は、私の研究室でAIの講義を提供しておりますけれども、昨年末からマレーシアとインドネシアにも提供し始めました。彼らも非常にAIを勉強したがっていますし、おっしゃるとおり、自分たち独自でしっかりやっていきたいという思いもありますから、日本との協力関係というのを非常に求めています。
そういった人材育成も基盤にしながら、AIの活用、それからスタートアップをそれぞれの国で生み出していくこと、それから共通のLLMを一緒に作っていくこと、こういったものをセットにして、外交の一つの重要な方向性として定めていくということをやるべきではないかというふうに私は思います。
以上です。
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| 松尾豊 |
役割 :参考人
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衆議院 | 2025-04-16 | 内閣委員会 |
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ありがとうございます。
最初の、これまで負けた理由ですね、大変重要な御質問かと思います。
私は、いろいろな経営者の方にお話を聞いておりますと、例えば一九九〇年代後半に今のGAFAMに相当するようなビジネスというのはいろいろな企業に芽吹いていました。それをやろうとしてきた方も何人もいる。ところが、それが本流のビジネスとかち合うから、バッティングするから等の理由で、中で余り支援してもらえなかったという中で、そういった芽が伸びてこなかったということがあるかと思います。
結果的に、検索エンジン、Eコマース等の世界的なサービスが出てこなかった。これはウィナー・テイク・オールの傾向が非常に強いですから、それがきちんと国の中で育っているのは、今、米中の二国になっている。そうしますと、AIへの投資もこの米中の二か国が圧倒している。そこら辺の構造、兵たんの部分で今負けてしまっているので苦しいとい
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| 松尾豊 |
役割 :参考人
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衆議院 | 2025-04-16 | 内閣委員会 |
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ありがとうございます。
偽・誤情報は非常に重要な問題かと思います。
生成AIで様々な画像等を生成できるようになっています。それに対して、技術的には、それを見破る技術というのがあります。生成AIで作ったかどうかを判定するという技術ですね。こうした技術をしっかりと開発していくということも重要です。
それから、発信者を明示する、発信者を特定できるような情報を付与するというふうな技術もございます。こういった仕組みを進めていくということも大事かと思います。
あともう一つは、リテラシーを高めていくということで、一つの情報だけで信じない、必ず出典であったり別情報を当たるということを国民に広く啓蒙していくということも重要かと思います。
以上です。
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| 松尾豊 |
役割 :参考人
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衆議院 | 2025-04-16 | 内閣委員会 |
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ありがとうございます。
私のちょっと個人的な意見になりますけれども、政治は、社会の中で何が大事かを決めていく、その価値であったり、複数の人の利益であったり、生活であったり、そういったものを話していく場であって、それはやはり僕はAIには最も向かないと思います。
ですので、そういった意味で、先生がおっしゃるように、AIと最も縁遠いというのはそのとおりかと思います。
ただ、その過程の中で、恐らく、過去の議論を集約するですとか、それから証拠となる、エビデンスとなるデータを分析するですとか、そういった辺りで道具としてAIを使える余地は多いんじゃないかなと思っていますので、そういった活用は是非進めていただきたいなというふうに思います。
以上です。
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| 松尾豊 |
役割 :参考人
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衆議院 | 2025-04-16 | 内閣委員会 |
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ありがとうございます。
今の点は、余りこれまで考えたことがないのと、そのネイチャーの論文も読んでいませんので分かりませんけれども、少し印象として感じるのは、米国は、御存じのとおり、オープンAIであったりグーグルであったり、非常に派手に、こんなことができますということですし、ホワイトカラーの生産性を大きく上げます、仕事の仕方を変えますというふうな形ですけれども、中国の方がもっとそういった各インダストリーに入り込んでいる。アプリケーションを重視していて、よりいろいろな工夫によって、使い方を見つけ出していって、うまく取り込んでいっている。そういった意味では、かつての日本にちょっと近いかもしれませんけれども、そういったアプローチで進めているような印象があります。
そういった意味では、おっしゃるとおり、中国のアプローチの方が、より広くマーケットを取っていく可能性があるのかなということも少し感
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| 松尾豊 |
役割 :参考人
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衆議院 | 2025-04-16 | 内閣委員会 |
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ありがとうございます。非常に重要な御質問かと思います。
私も、実は先生と全く同じ印象を持っておりまして、経済安全保障で、いろいろな形でトレードをしないようにすると、しばらくは困っていますけれども、かなり早いうちに代替の技術をつくってしまうということが、例えばGPUのような半導体のレベルでも起こりますし、それからソフトウェアのレベルでも起こっているというふうに感じています。
そうすると、結果的には、それが更に中国国内でのそういった経済圏であったりサプライチェーンを補強するようなことになっている可能性があって、そうだとすると、本来の意図とは違うようなことになる可能性もあるんじゃないか。これはテクノロジーに限った話で、一般論としてどこまで広げるのかというのは非常に微妙なところがありますけれども、そういった印象を私も少し持っております。
以上です。
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| 松尾豊 |
役割 :参考人
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衆議院 | 2025-04-16 | 内閣委員会 |
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ありがとうございます。
やはり現状を正しく認識することが重要で、まず、今まで勝っていたのが負けてきたわけですから、それをしっかり踏みとどまる、そこからチャンスがあれば浮上していくということだと思います。
それが本当にできるのか、デジタル赤字の解消という意味で、私は直接的にはなかなか難しいんじゃないかと思っていまして、というのは、今、インターネットのビッグテックに代わるようなサービスが日本から出せるのかというと、そこは難しい。
ただし、自動車を始めとしまして様々な実産業があります。実産業がAIを活用をすることで更に付加価値をもたらして、それがトータルとしてプラスになるということは私は十分あると思っていまして、そちらをしっかり目指していくべきかというふうに思います。
以上です。
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