戻る

原子力問題調査特別委員会

原子力問題調査特別委員会の発言1402件(2023-01-23〜2025-08-05)。登壇議員114人。関連発言を時系列で確認できます。

最近のトピック: 規制 (87) 施設 (65) 期間 (62) 原子力 (53) 安全 (43)
発言一覧
発言者 肩書 日付 会議名
山中伸介 衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○山中政府特別補佐人 お答えいたします。  ペデスタル外壁については、東京電力の内部調査で観察された範囲が限定されているため、全容は不明ですけれども、観察された開口部付近においては、露出している鉄筋の本数から、建設時の開口部から左右に計約六十度にわたって、高さ一メーター、奥行きはインナースカートまで約〇・六メーター、コンクリートが喪失していると考えられます。長さにいたしますと、喪失部は約三・九メーターと考えられます。
笠井亮
所属政党:日本共産党
衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○笠井委員 一号機の原子炉を支える土台の鉄筋がむき出しになるまでコンクリートを喪失している激しい損傷の状況が、事故発生から十二年たってようやく分かり始めたということであります。一号機から三号機まで炉心溶融を起こしたことは判明していますが、なぜコンクリートがなくなるまで破壊されたか、そのメカニズムを分かっているかが問題となります。  原発再稼働の前提となる規制基準は、炉心溶融が起きた場合に原子炉格納容器の破損防止や放射性物質の大量放出を防止するための措置を求めて必ず想定する格納容器破損モードの一つに、溶融炉心・コンクリート相互作用、MCCIということを選んで評価することを電力会社に求めて、規制委員会はその評価の妥当性を審査をしております。  これに関して、私は、福島事故後三年目の二〇一四年八月七日と十一月六日の当委員会で、当時の田中俊一規制委員長にもただしてきた問題でありますが、山中委員
全文表示
山中伸介 衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○山中政府特別補佐人 お答えいたします。  原子力規制委員会では、東京電力福島第一原子力発電所事故の調査、分析に継続して取り組むため、委員や職員を始め外部有識者やJAEAから成る事故調査分析検討会を設置しております。  この検討会では、コンクリート喪失の事象進展について、溶融炉心・コンクリート相互作用、いわゆるMCCIの可能性も含めて検討してきたところですけれども、現時点までの調査では、MCCIに伴い溶融すると理解されてきた金属部は残存し、コンクリートのみが喪失するという現象が観察されていることから、限られた情報を用いて現時点で確からしい推定をすることは困難であるというふうに考えております。  そのため、原子力規制委員会では、模擬コンクリートを用いた加熱破損実験等による分析を進め、原因解明に向けて取り組んでいるところでございます。
笠井亮
所属政党:日本共産党
衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○笠井委員 コンクリートは溶けてしまっているけれども、鉄筋は残っているということで、限定情報で確実な推定は困難というお話でありました。  再稼働の前提として必要な規制基準適合性審査、適合性審査ですから、これは安全審査ではありませんが、そこでのMCCIの評価を各原発の原子炉設置変更許可申請の審査書の該当部分から抜き出して表にまとめたのが、配付資料の下段の方にあるものであります。全てMAAPという名のシビアアクシデント解析コード、コンピュータープログラムを使ったシミュレーションの結果でありますが、解析の不確かさを評価しても、原子炉格納容器底部のコンクリートが溶融燃料で侵食される深さは最大でも十九センチ。  一号機のペデスタルのコンクリート喪失量は、深さで見ると最大で一・二メートル、内壁六十センチと外壁六十センチの合計。これと比較しますと余りに大きな差があるということになっています。  再
全文表示
山中伸介 衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○山中政府特別補佐人 御指摘いただきました各原子力発電所の原子炉格納容器下部のコンクリートの侵食量は、新規制基準適合性審査において、格納容器破損防止対策の有効性評価の解析結果として確認したものでございます。  この有効性評価は、新規制基準に基づき整備される格納容器代替スプレーや代替注水系による注水などにより、格納容器下部に一定の水位が確保されていることを前提として、重大事故等対策が有効なことを確認しているものでございます。  一方、原子力規制委員会の事故分析検討会では、東京電力福島第一原子力発電所一号機のペデスタルには、事故当初、ほとんど水が存在しなかったと推定しております。  このため、両者の前提は全く異なっており、新規制基準に基づく重大事故等対策が講じられたプラントと東京電力福島第一原子力発電所一号機のペデスタルの状況とは直接比較できるものではないと考えております。
笠井亮
所属政党:日本共産党
衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○笠井委員 私の問いに正面から向き合って答えておられないと思うんですね。  どのようなメカニズムで進展したのか分からない物理現象が現実に第一原発の一号機で起こったことが、限られた調査で明らかになったわけであります。さきの答弁で、メカニズムは不明であるということを答えられました。これまで考えられてきたMCCIという現象だけでは格納容器下部のコンクリートを喪失する現象を説明することはできないということが、事実をもって明らかになったということだと思うんです。  これは、現在の解析コード、MAAPを使ったコンピューターのシミュレーションに基づく評価が妥当ではないということではないんでしょうか。
山中伸介 衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○山中政府特別補佐人 お答えいたします。  溶融炉心・コンクリート相互作用への対策の有効性評価においては、溶融炉心の広がり方や熱の伝達の仕方の不確かさを考慮して、コンクリートの侵食に対してより厳しくなるケースがないか、事業者が感度解析を行っており、審査の中で確認をしております。  どのような感度解析を行うかは、個々の原子炉施設のペデスタルの形状あるいは注水条件の違いによって異なりますけれども、例えば、中国電力島根原子力発電所二号炉の審査においては、溶融炉心がペデスタル底面に均一に広がることを基本ケースとしつつ、溶融炉心がペデスタル壁面近くに偏って円柱状に堆積した場合の解析も併せて行っております。  なお、このように溶融炉心がペデスタルの壁面近くに偏って堆積するケースでは、溶融炉心と水が直接接触する面積が大きくなって、溶融炉心からの熱が水に伝わりやすくなり、床面等のコンクリートの侵食量
全文表示
笠井亮
所属政党:日本共産党
衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○笠井委員 注水の話もしきりに先ほどからおっしゃっているんですけれども、炉水を注入する、注水すると、水蒸気爆発の危険もあると言われております。フランス、米国、ロシアなどは水張りをしないということで対策している。  MAAPを使ったシミュレーションについては評価が妥当かのようにおっしゃいますけれども、一号機の状況は、水張りがないという状況だったから、状況が違っているからという理由でMAAPの適切性とは関係がないというのは、科学的に厳密な姿勢を欠いていると思うんです。一号機のペデスタル損傷で明らかになったコンクリート侵食の進行をMAAPで適切に評価できるか、これは早急に検討すべきではないか。  そこで、伺いますが、一般的に、鉄筋コンクリート構造物が高温環境に置かれた場合に、内部の水蒸気が移動できずに表層部が爆発的に剥離、剥落される爆裂現象が起きる可能性があると言われております。一号機のペデ
全文表示
山中伸介 衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○山中政府特別補佐人 お答えいたします。  原子力規制委員会の事故分析検討会では、東京電力が実施いたしましたペデスタル損傷部の調査に基づいて、コンクリートのみが鉄筋より剥離するメカニズムについて検討を進めています。その原因の一つとして、コンクリート内部の水分が外部からの高温に加熱され爆裂する現象についても着目しております。  そのため、模擬コンクリートを使った加熱破損実験で、それらが起きた可能性について確認を進める計画にしておるところでございます。
笠井亮
所属政党:日本共産党
衆議院 2023-11-14 原子力問題調査特別委員会
○笠井委員 MCCIのシミュレーションを行う解析コードのMAAPでは、爆裂によるコンクリート喪失現象を取り扱えるんでしょうか、取り扱えないのか、どちらでしょうか。