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黒田東彦

黒田東彦の発言99件(2023-01-30〜2023-04-06)を収録。主な登壇先は財務金融委員会, 予算委員会。キーワードで検索・期間指定で絞り込めます。

最近のトピック: 金融 (322) 物価 (304) 政策 (163) 緩和 (156) 上昇 (152)

役職: 日本銀行総裁

役割: 参考人

会議別 出席回数/発言回数
会議名 出席回数 発言回数
財務金融委員会 3 52
予算委員会 5 26
財政金融委員会 4 18
予算委員会第三分科会 1 3
発言一覧
発言者 肩書 日付 会議名
黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2023-03-17 財政金融委員会
○参考人(黒田東彦君) そこはいろいろな御意見があると思いますけど、イールドカーブコントロールにしたことの一番大きな理由は、やはり量的なターゲットでやっている場合には、当然ですけども、海外のいろんな金融市場の動向等によって金利は低位とはいえ変動するわけですね。それは金融緩和の程度が少し変動するということですから、それよりも明確にイールドカーブコントロールという形で金利自体を低位で安定させると、そのために必要な額だけ国債を買うという形にした方がよりその緩和の効果が安定的に発揮できるというふうに考えたということであります。  それからもう一つは、もちろん、委員御指摘のとおり、何十兆円国債買うというターゲットを言われても、別にその企業や家計から見れば、それが経済活動、設備投資のとかその他の資金の借入れをする云々のときにどういう意味があるのかということで、より経済主体にとって理解が得られやすいと
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黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2023-03-17 財政金融委員会
○参考人(黒田東彦君) まさにイールドカーブ全体を低位に安定させるために、この起点になる政策金利のマイナス幅をどんどんどんどん深掘りしていけば、イールドカーブ全体が国債を大量に買い入れなくても低下していくということにはならないと思います。  ですから、もちろんそのマイナス金利自体を、委員の御指摘のような二%、三%のマイナスというのはどこの国もやっていませんし、それが金融仲介機能に大きな衝撃を与えるおそれもありますので、そういうことも難しいと思いますし、いずれにせよ、マイナス金利によってイールドカーブ全体を引き下げる一定の効果はありますけども、国債を全然借り入れなくても、買い入れなくてもそのマイナス金利の深掘りだけでそういった中長期の金利、まあ経済活動に一番影響あるのは中長期の金利ですから、それを引き下げるということは難しいというふうに思います。
黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2023-03-16 財政金融委員会
○参考人(黒田東彦君) 日本銀行は、毎回の金融政策決定会合におきまして、その時々に得られる様々なデータや情報を踏まえて経済、物価、金融情勢を詳細に点検して、それらに基づいて金融政策運営を行っております。  加えて、日本銀行はこれまで、二〇一六年九月に総括的な検証、二〇二一年三月により効果的で持続的な金融緩和を実施していくための点検を行ってまいりました。その際には、大規模な金融緩和の効果や副作用について、メカニズム面からの評価や様々なデータを用いて分析を行って整理を行ってまいりました。  日本銀行は、こうした各種の点検の結果も踏まえながら、その時々の経済、物価、金融情勢に応じて、副作用にも対処しつつ、効果的かつ持続的な金融政策を講じてきたというふうに考えております。
黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2023-03-16 財政金融委員会
○参考人(黒田東彦君) この量的・質的金融緩和からのいわゆる出口の局面におきましては、日銀当座預金に対する付利金利の引上げ等によって支払利息が増加するというふうに考えられます。もっとも、そうした局面におきましては、経済・物価情勢の好転とともに長期金利も上昇するというふうに考えられますので、日本銀行の保有国債がより高い利回りの国債に入れ替わっていくことで受取利息も増加していくというふうに見込まれます。このため、出口における日本銀行の収益がどのようなものになるかは経済・物価情勢やその下での長期金利の状況によっても変わり得るものであります。  将来、支払利息が受取利息を上回る逆ざやが生じる可能性に関しましては、受取利息の一部を債券取引損失引当金として積み立ててきておりまして、一定の財務上の備えを行っているところであります。
黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2023-03-16 財政金融委員会
○参考人(黒田東彦君) まず、先ほど来申し上げておりますQQE、量的・質的金融緩和というのは、かつての短期国債を売買する、短期国債を大量に購入するという形で金融緩和をしていた、いわゆる量的緩和、QEですね、それに加えて、あるいはそれを超えて、長期国債を直接買って長期国債の金利を下げるという形にしたためにQQEというふうに申し上げているんですが、実は、米国、欧州が行ってきたQEというのも実は長期国債等を大量に購入しておりまして、その意味では、実は欧米の中央銀行も、リーマン・ショック以来、日本の中央銀行と同じく、言わばQQEを行ってきたわけであります。そうした中で、今欧米はかなり高いインフレに見舞われまして、金融の正常化を始めまして、FRBもECBも赤字になりつつあるということであります。  これにつきまして米国の中央銀行がかなり前から明確に言っておりましたのは、量的緩和を続ける中で国債を大
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黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2023-03-16 財政金融委員会
○参考人(黒田東彦君) 私が申し上げておりますのは、償還期が来たものは、元々十年国債でももう残存期間短くなっているものいっぱいありますので、償還期が来た場合に金利の高い十年債の国債に乗り換えていけば、当然金利の収入は増えていくわけですね。ですから、それは先ほど申し上げたように、日本銀行の保有している国債の平均残存期間は七年ぐらいでして、大半は実は四、五年ぐらいのものですから、そのくらいで相当部分はもう金利の高いものに入れ替わっていくということであります。
黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2023-03-16 財政金融委員会
○参考人(黒田東彦君) 諸外国の中央銀行も、非常に拡大したバランスシートの縮小というものは非常に慎重にしていまして、まあ英国はかなり大胆にやろうとしてこの間問題が起こったわけですけれども、米欧の中央銀行は一〇%前後のインフレで政策金利をどんどん引き上げていますけれども、過去十数年にわたって大量に購入した国債のその売却を進めるとか、そういうことは非常に慎重でして、むしろ、償還期限が到来して償還された分はフルにではなくて少なくとも一部は買い換えているということもありますので、なお、その評価方法につきましては、日銀の場合はいわゆる償却原価法という形でやっていまして、まあ十年債でいえば十年でちょうど到達するような形で償却原価法を使っておりまして、比較的コンサバティブだとは思うんですけども、欧米の場合も時価評価はしておりません。
黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
参議院 2023-03-16 財政金融委員会
○参考人(黒田東彦君) その点は、国債市場はどこも似たような状況でありますし、国債を大量に購入したという面でも、日米欧の中央銀行の過去十数年にわたる量的緩和というのはある意味で類似したものだと思います。  ただ、御承知のように、英国の場合は、長期国債を購入するという量的緩和に際して、その損得とか利益、損失は大蔵省に帰属させるってことで、イングランド銀行がリスクを取らないという形でやってきた、これは英国だけでして、米国やECB、あるいはオーストラリアとかスウェーデンとかそういうところとは違ったやり方であったということは事実ですけども、あのときのことについての一般的な評価としては、やはり政権がやや性急に大幅な減税をするとともに、何というんでしょうか、財政再建の先行きを示さなかったので、債券市場からマイナスの、ネガティブな評価があったというふうに一般的には言われておりまして、何か英国の国債市場
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黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
衆議院 2023-03-15 財務金融委員会
○黒田参考人 私、十二、十三日のBISの総裁会議に出てまいりました。当然そこでは、シリコンバレー銀行の破綻に関する議論がなされました。米国のみならず世界の金融市場に対する影響はどうかということが議論されたわけですが、幸い、かなり迅速に米国の政府及びFRBが対策を講じられまして、かなり安堵したという感じがBISの総裁会議でもありました。  具体的には、御案内のとおり、シリコンバレーバンクが破綻して、いわゆる連邦預金保険公社、FDICの管理下に置かれているわけですけれども、米国の財務省及びFRB及びFDICが、預金の全額保護ということ、これはシステミックリスクを回避するということでありまして、それを公表されました。  それからまた、FRBが銀行向けにターム物資金を供給するプログラムも新設されまして、こうした米当局による金融システム安定のために必要な対応が講じられたというふうにBISの総裁た
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黒田東彦
役職  :日本銀行総裁
役割  :参考人
衆議院 2023-03-15 財務金融委員会
○黒田参考人 白川前総裁が寄稿されたことはよく承知しておりますけれども、個別の論文についてコメントすることは差し控えたいと思います。  その上で申し上げますと、二〇一三年当時、十五年にわたるデフレが続いていた状況におきまして、二〇一三年四月に導入した量的・質的金融緩和は、政府の様々な施策とも相まって、経済の押し上げ効果をしっかりと発揮し、我が国がいわゆる物価が持続的に下落するという意味でのデフレではない状況に至るという意味で、大きな役割を果たしてきたというふうに考えております。