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外務省国際協力局長

外務省国際協力局長に関連する発言108件(2023-03-09〜2026-04-01)。登壇議員3人。関連する会議録を横断的に参照できます。

最近のトピック: 支援 (104) ODA (96) 開発 (92) 協力 (90) 事業 (79)
発言一覧
発言者 肩書 日付 会議名
石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
お答え申し上げます。  今般の法改正では、国際的な開発資金の不足を公的資金のみで賄うことが困難な状況を踏まえまして、民間資金動員を一層促進し、開発途上地域における多様な資金ニーズに一層きめ細かく対応するため、JICAの海外投融資業務における新たな手法として債券の取得を導入することとしております。  債券の取得につきましては、独力で起債が困難な開発途上地域の企業がグリーン債などを発行する際に民間投資家等からの与信を受けやすい環境をつくるため、JICAが必要に応じて、技術支援等も組み合わせつつ一部の債券を購入して支援するということを想定してございます。  債券取得に伴うリスクにつきましては、融資に伴うリスクと同様に一定のリスクはあると認識しておりますけれども、適切なリスク管理のために、JICAがこれまで海外投融資事業を通じて既に持っております信用リスク評価のノウハウまた体制をベースとしつ
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石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
債券取得につきましては、過去にほかの開発金融機関、世銀ですとかそういった開発金融機関からJICAに対して協調の可能性につき打診がございましたけれども、その時点では法的な根拠がなかったため、具体的な検討を進めることができなかったような事例がございます。  その上で、現在の状況、世界の債券市場におけますグリーン債の占める割合等々を見ますと非常に増加している傾向にありまして、他方で、債券発行実績の乏しい開発途上国の企業がなかなか債券市場で資金調達を行うことが困難な場合が少なくないという実態がございます。開発途上国の企業にとって、JICAがいわゆるアンカー投資家として、債券を取得してアンカー投資家としての役割を担うことに対するニーズは高いものと認識しているところでございます。
石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
現地の地場の中小企業という観点から申し上げますと、今現在、我々このスキームが法的にできないものですから、現時点で具体的なその要請等々が上がってきているということではございませんけれども、世界市場の潮流を見ますとこのグリーン債というのは非常に増える傾向にございまして、日本でも、また世界でも、一例を申し上げますと、二〇二二年には全体の社債の五%程度だったものが、二〇二三年には一三%程度まで伸びてきているというような実態がございます。こうした中で、なかなか途上国の企業は、起債をしても、信用がなかなかでき上がっていないということで債券市場での調達というのがなかなか難しいという中で、このスキームを使うことによってそういった債券市場へのアクセスがしやすくなるということを目指して、今回の措置を、スキームを導入させていただくということで法案を提出させていただいた次第でございます。
石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
お答え申し上げます。  委員御指摘の大規模災害等が発生した場合、この場合、JICAによる保証履行が大幅に増加する可能性があるということは認識しております。その際、そういうことに対処する上で、御指摘のとおり、適正な事業規模の管理、これが重要だと思っておりまして、海外投資業務などの勘定全体の中で吸収できる範囲にとどまるよう、規模感を慎重に管理しながら業務を実施していくことを考えております。  その上で、個々のケースにおけるリスク分散の方途、これにつきましては、何が最も効果的かつ適切かという種々の、適切かにつきまして種々の要素を勘案しながら検討していく必要があると考えておりますが、委員から御指摘のありました再保険につきましても、JICAの財務状況を見ながら、また引受け可能な団体があるのか、また再保険の利用が保証料率に与える影響、そういったこと等も総合的に考慮しながら検討していきたいと考えてお
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石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
お答え申し上げます。  委員御指摘のいわゆる支払前資金、これは、無償資金協力の実施のために外務省がJICAに交付した資金のうち、JICAが被援助国政府への支払を行うまでの間、計画ごとに管理しているものでございます。JICAから被援助国政府等への支払につきましては計画の進捗状況に応じて行うこととなっておりまして、このため、治安情勢ですとか政変とかそういったもので計画が進捗しない場合には、支払前資金がJICAの管理下にとどめ置かれるということになります。  JICAが管理する支払前資金の額は、コロナ禍の影響を受けて、令和二年度、二〇二〇年度がピークでございまして、令和二年度末で千九百六十億円ございましたけれども、コロナ禍後の迅速な事業の実施を通じまして、財政制度審議会等での指摘も踏まえ、削減に取り組んできたところでございます。その結果として、減少傾向が続いておりまして、令和五年度末時点では
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石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
お答え申し上げます。  委員御指摘のとおり、体制整備、人材育成、人材の採用等々、専門的な知見を有する人材の育成及び、あと知見の取得、これがまず非常に重要だと考えております。  その上で、民間資金動員の促進に係る新業務に取り組むに当たってはリスクを適切に評価していくことが重要と考えておりまして、当該リスクに見合った保証料、また債券利回り、こういったものを設定しまして、既存の海外投融資事業と同様に、業務全体として利回りが事業リスク等を上回るように運用する、これによってJICA業務全体の健全性を確保していく、このように考えてございます。
石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
お答え申し上げます。  無償資金協力におきまして、従来の支払方法とするか、すなわち相手国政府に一回お金が行ってから流れる形にするか、今般の法改正で導入する民間企業への直接支払という形を取るか、これについては、案件ごとに被援助国政府と協議をする必要がございまして、そうした協議を経て決定していくこととなります。そういうことでございますので、現時点においてその特定の規模感というものが想定されているということではございません。  いずれにしましても、世の中のスピードに対応する上でも、無償資金協力事業の迅速化、これ非常に重要だと考えておりまして、外務省としましても、被援助国政府との対話を重ねつつ、無償資金協力の最適な方法、これを選択してまいりたいと考えているところでございます。
石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
現在、ODAは、民間資金フローの増大や途上国の開発ニーズの複雑化といった国際社会の環境の変化に直面してございます。加えて、国内におきましては、我が国の厳しい経済状況の中で、ODAの一層の効率化も必要となっているという状況でございます。  このようなODAを取り巻く環境の変化を受けまして、政府としましては、令和五年六月に開発協力大綱を改定し、また令和六年には、今委員から御指摘のありました有識者会議、開発のための新しい資金動員に関する有識者会議を外務大臣の下に立ち上げて、ODAのリスクテーク機能の拡充等を求める提言を受領したところでございます。  今般の改正は、これらを踏まえまして、民間資金動員の促進、国内外の課題解決を有する、課題解決力を有する主体との連携強化、柔軟で効率的なJICA財務の実現を主たる目的として改正を、今回の改正を行うものでございます。
石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
今回の法改正につきましては、先ほど申し上げたとおり、ODAが直面する国際社会の環境変化等々に即しましてODAの費用対効果を最大化していくという観点から行うものでございますが、本法改正の検討に当たりましては、外務省として、特に改正内容に関係の深い経済界、金融業界、またNGOといったステークホルダーから意見聴取を行ったところでございます。  各団体からは、本法改正に対しておおむね好意的な意見が寄せられたと認識しております。特に開発途上国の金融面での発展、また複雑化する社会環境課題解決への貢献、こういったものへの期待が寄せられたと、また無償資金協力の迅速化についても歓迎する声が多かったと考えております。
石月英雄 参議院 2025-04-08 外交防衛委員会
お答え申し上げます。  ロシアによるウクライナ侵略以降、我が国は、人道、財政、復旧復興といった分野でウクライナを支援してきております。このうち、無償資金協力につきましては約一千億円供与してきており、また、ウクライナが返済を要する円借款につきましては七百八十億円を供与してきております。  その上で、今回のJICA法改正につきましては必ずしもウクライナへの支援を念頭に置いたものではございませんが、今後の情勢の推移、ウクライナ側のニーズに応じて、今回の改正に基づく対ウクライナ支援を将来的に検討していく可能性は排除されないものと考えてございます。