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東京大学名誉教授

東京大学名誉教授に関連する発言94件(2023-02-16〜2025-06-03)。登壇議員8人。関連する会議録を横断的に参照できます。

最近のトピック: 日本 (209) 介護 (147) とき (121) 問題 (108) 必要 (79)
発言一覧
発言者 肩書 日付 会議名
北岡伸一
役割  :参考人
参議院 2023-04-12 外交・安全保障に関する調査会
○参考人(北岡伸一君) 最初に、私はグローバルサウスという言葉には反対です。余り感心しないと思います。  グローバルサウスの中でしばしば念頭に置かれているのは、例えばG20の中に入っている有力な国々。ですから、グローバルサウスというよりは、むしろ有力発展国。それは中国、ロシアも入っているんだけれども、ブラジル、インド、そうした国々とね。これはまあ言ってみれば地域の覇権国ですよ、ほとんど。周りからは結構嫌われている国が多いんですよ。南アジア、インドが好かれているかって、そんなことはないし、中南米でブラジルが好かれているかって、そうではない。  ただし、このG20の中で、先進国は除いて、あと、メキシコや韓国、オーストラリアも、まあOECDですから、これもまあ我々の友好国に近いとして、中国とロシアは当面我々の仲間には来ないと。残りの国は大体日本は友好国なんですよね。インドとは非常に深いし、ブ
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北岡伸一
役割  :参考人
参議院 2023-04-12 外交・安全保障に関する調査会
○参考人(北岡伸一君) 総会により大きな権限を与えるのは望ましいんですが、そのためには憲章の改正が必要になって、とてもできないと思います。  それから、リヒテンシュタイン案はもう前にも試みられて、背後にS5というグループがありまして、リヒテンシュタインのみならずジョーダン、失礼、ヨルダンとかですね、それからシンガポールとかコスタリカとかそういう国が入ったグループで出していたんですけど、それも一度出しかけて潰されているんですよね、P5の圧力で。だから、拒否権に手を触れようと、安保理の決議というのは神聖不可侵で、安保理における拒否権に手を触れるのには絶対反対というのが非常に強いのです。  ですから、先ほど来、吉川大使と私も言っているのは、とにかくこれを突破していくのは、その総会で百二十九票取って、そして批准に回ったときに、その中国、ロシアも拒否権行使、使う、するかもしれないんですよ。だけれ
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北岡伸一
役割  :参考人
参議院 2023-04-12 外交・安全保障に関する調査会
○参考人(北岡伸一君) ODAというのは、元々非軍事という国際的な定義があるんです。その枠内で更に充実していくと、質量共に増やしていきたいというのは私は前から思っているとおりです。  その中に、例えば以前批判されたことの一つに、途上国の軍人を呼んで例えば国際関係論を勉強させるというようなのがあったんですね。これは私はとても良いことだと思います。戦前の日本の軍国主義に行った最大の欠点は、軍人が幅の広いリベラルアーツの知識を持っていなかったことで、平和のためにそれ大事だと思うんですけれども。  そういうわけで、そういうものはいいし、それからまた、ODAの枠内で、例えば東南アジアの国々に海上保安庁の船を造るというのをやっています。海上保安庁は海上警察です。国内の地理、安全を守ると。ですから、麻薬とか密輸を取り締まるための船を供与すると。これは、一見軍事に似ていますけれども、これは軍事じゃなく
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北岡伸一
役割  :参考人
参議院 2023-04-12 外交・安全保障に関する調査会
○参考人(北岡伸一君) さっきのついでに一言付け加えますと、今戦争というのは基本的に禁止されているんですよ。戦争しちゃいけないんですよ。例外として自衛が、それからあるいは国際連合による制裁があるわけで、ですから、戦争禁止というのは世界中が合意している原則なんです。ウクライナで起こっていることは、ロシアはこれを破っているわけです。ウクライナの抵抗は、これは合法なんです。これ、自衛ですから。ということはまず、戦争にもいろいろあるということを申し上げたいと思います。  過剰な対米密着というのは、よく皮肉なことを言うんですよ、国連でもね。いろんな冗談も軽口もきついことも言いますけどね。その中で、いや、安保理に日本が常任になったってアメリカの票が一票増えるだけだろうとシニカルなことを言うやつはいるので、それは念頭に置いた方がいいと。  それからもう一つ、国連とアメリカということを考えますと、実は
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北岡伸一
役割  :参考人
参議院 2023-04-12 外交・安全保障に関する調査会
○参考人(北岡伸一君) 微修正しておきますと、私は、途上国があれはヨーロッパの話ではないかという理由で冷ややかだと申したんではありません。G7の、ウクライナを支援しているとされているG7の国々は必ずしもアフリカその他に対して同じ態度を取ってこなかったんではないかということで言ったので、ちょっと修正しておきます。  ウクライナに対してどうすればいいかと。もうとても難しい問題ですけど、私は、吉川大使と同じで、こうしたとんでもない憲章違反をやった、特別の責任を持っている国がやったことを、彼らが利益を得るような格好で戦争終わったらまずいなというふうに思うんですよね。これは法の支配の根幹を揺るがすことだと思います。ただ同時に、私は、日々犠牲者が出ているわけで、何とか終わらせることはできないかなというふうに思っています。  日本ができる役割はそんなに多くはありません、ないですけれども、私はさっきか
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北岡伸一
役割  :参考人
参議院 2023-04-12 外交・安全保障に関する調査会
○参考人(北岡伸一君) それは岸田さんに聞かないと分かりませんけどね。  ただ、現実にこういうことになってきて、その前に私はもしかして心配だなと思ったのは、シリアでロシアはそれをちらつかせたことがあるんですよね。ですから、これは既に違法なんですよ。現に使うことはもちろん違法ですけれども、スレット・オア・ユースと、こういう核を使うかもしれぬぞと脅すことでもう既に違法なんですよね。そういう違法なことをしているのが、ロシアに、ちらつかせたからこっちが譲歩して、ここまで譲歩するからやめてねというのは、これまずいんですよね。さっき言った、法を犯している者に対して利益を与えるような取組はやめるべきだと思います。  ですから、これは当面、長期には廃絶を目指すにしても、ノー・ファースト・ユースと、それから、核兵器を持たない国に対して使うことは絶対許さないという大きなうねり、決議をつくっていくということ
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北岡伸一
役割  :公述人
衆議院 2023-02-16 予算委員会公聴会
○北岡公述人 北岡でございます。  こういう機会をお与えいただきまして、誠にありがとうございます。  最初に、今日は主として防衛予算についてお話をしたいと思うのでありますが、それをお話しするに当たって、私のバックグラウンドについて一言二言触れさせていただきたいと思います。  私は、学者としていろいろ専門分野はございますが、その専門の一つは軍事史であります。ここに書いてあるような本を、特に一番目と三番目は研究書なんですけれども、こういうことを書いております。  また、政府の関係でもいろいろな仕事をしてまいりました。例えば、特命全権大使、国連代表部次席代表というのをやっておりましたが、このときは、安保理改革というのに関連して、これは世界の安全保障に非常に関係の深いものでありました。また、この頃は今と違ってPKOが非常に盛んでありまして、スーダンのダルフールのPKOとかその他のPKOをセ
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北岡伸一
役割  :公述人
衆議院 2023-02-16 予算委員会公聴会
○北岡公述人 御質問ありがとうございます。  私が答える立場かどうか分からないですけれども。  多くの国では、やはり秘密会というのをやるんですよね。戦前の日本にもありまして、そのときに、秘密を破ったらちゃんとペナルティーがあるということをやって情報をシェアする。特に重要な問題は、まあ、一部の国ですけれども、やはり政府だけじゃなくて、野党の幹部とも、首脳ともシェアするという仕組みをいろいろな国では開発しておりますので、日本はちょっとそこは不十分ではないかなと。  いろいろな日本の政党の会合でも何でも、基本的に秘密というのが多いんですけれども、秘密で守られたことはほとんどないんですよね。というのが実態かと思います。
北岡伸一
役割  :公述人
衆議院 2023-02-16 予算委員会公聴会
○北岡公述人 御質問ありがとうございました。  先ほど申し上げましたとおり、私は、今回の防衛予算に基本的に賛成だと申し上げました。特に二点において賛成だと申し上げました。それは、反撃力を持つことであり、もう一つは、施設の老朽化対策それから弾薬の備蓄対策、こういうものが必要だと申し上げました。  確かに、どういう反撃力が有効かというのはなかなか難しい問題で、これはタイムフレームとの関係なんですね。いつ頃、どういう危機かと。最初に考えられるのはトマホークなんですね。しかし、その先、これは打撃力それから速度等で欠点もあるんですよね。ですから、それがいつまでもつか。しかし、危機が今すぐだったらそれしかないというのがあるんですよね。それから、もう一つの方の、施設の老朽化とか。これはもう本当にひどくて、ウクライナを見ても、あとは弾薬の備蓄ですね、とにかく一定の消耗があるわけですね。  ですから、
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北岡伸一
役割  :公述人
衆議院 2023-02-16 予算委員会公聴会
○北岡公述人 さっき申し上げましたとおり、鳩山一郎内閣のときに言ったのは、法理的にはそうなんですけれども、攻撃に対する着手は何であるか。今は、ミサイルが飛んできたときに、今どこを飛んでいるか十分把握できないような技術的な段階なわけですね。そんな段階で、着手したかどうか微妙なところで国際社会は説得できるかと。  したがって、私は、本当に、飛び始めてから、それからの反撃でいいと思っているんです。ですから、法理的には着手時で攻撃が始まったといってもいいんですけれども、実際にその時点でそれをたたくのはほとんど不可能なので、最初はミサイル防衛で頑張って、明らかに飛んできた、国際社会でこれをアピールして、そして十分勝負できるというのを、もちろん瞬時に判断するんですけれども、それから反撃力、その反撃は基地なんかに限らない、もう少し広い範囲をたたく反撃をすべきだということで。  どうやってやるかという
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