第211回国会の発言まとめ
第211回国会の発言94787件(2023-01-23〜2023-09-08)。登壇議員1648人・会議体66種。発言の多い議員、会議別の発言量、月別推移を集計した独自分析と、関連発言の一覧を掲載します。
- 会期
- 第211回国会(2023-01-23〜2023-09-08)
- 発言件数
- 94787件
- 登壇議員
- 1648人
- 会議体
- 66種
主な論点キーワード:
放出 (97)
処理 (77)
情報 (73)
海洋 (57)
発信 (49)
発言一覧
| 発言者 | 肩書 | 院 | 日付 | 会議名 |
|---|---|---|---|---|
| 焼家直絵 |
役割 :参考人
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○参考人(焼家直絵君) WFP日本事務所代表の焼家です。
この度は、本委員会にお招きいただき、誠にありがとうございます。
本日は、世界の飢餓の現状やWFPの活動についても簡単に御紹介することで、国際機関から見た国際開発協力の現状と課題についてお話しし、開発協力大綱の在り方についての議論に貢献できますと幸いです。
まず、お手元の水色の表紙の資料の二ページ目を御覧ください。
現在、世界はかつてない規模の食料危機に直面しています。今年、世界では三億四千五百万人以上が深刻な飢餓に直面し、緊急の人道支援を必要としています。
なぜ飢餓がかつてないほど増えているのか。それは、紛争や気候危機、新型コロナウイルス感染症の影響や価格の高騰、経済の悪化など様々な要因が重なり引き起こされています。紛争は依然として飢餓の最大の要因で、世界の飢餓に苦しむ人々の約六割は戦争や暴力の影響を受けた地域に
全文表示
|
||||
| 三原じゅん子 |
所属政党:自由民主党
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○委員長(三原じゅん子君) ありがとうございました。
以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。
これより参考人に対する質疑を行います。
なお、質疑及び答弁は着席のままで結構でございます。
質疑のある方は順次御発言願います。
|
||||
| 高橋はるみ |
所属政党:自由民主党
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○高橋はるみ君 ありがとうございます。自由民主党の高橋はるみでございます。
参考人の皆様方におかれましては、それぞれのお立場から、そしてそれぞれの御経験を踏まえて大変有意義な御意見をそれぞれ述べていただきましたことに、委員の一人として心から感謝を申し上げます。
言うまでもないことでありますが、開発協力は日本外交の最も重要なツールの一つであり、その戦略的な実施は大変重要な視点、このように考えるところであります。
そこで、まず、開発協力の目的についてお伺いをしてまいりたいと思います。
ODAが国民の税金を原資とすることなどを踏まえれば、私は、人類的課題の解決と日本の国益の双方の実現を調和を図りながら目指していくべきとする現在の開発協力大綱案を支持する立場でありますが、参考人それぞれの御意見があろうかと思います。中西参考人、そして若林両参考人から御意見をいただきたいと思います。
|
||||
| 中西寛 |
役割 :参考人
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○参考人(中西寛君) 高橋委員、御質問ありがとうございます。
開発協力に、目的ということでお尋ねをいただきました。
開発という言葉がありますけれども、今日、開発というのは、ただ単に所得水準を上げるということではなくて、社会、文化全般において地球規模で課題を解決していくという側面が強くなっていると思います。
高橋参考人がおっしゃったように、現在の開発協力の考え方も、根本的には人類的課題の解決と、それから日本の国益の実現というものを両立させる、調和を図るということだと思いますけれども、今日の人類的課題というのは、まさに気候変動ですとか感染症あるいは生物多様性の維持といったような側面に、より比重が掛かってきておりまして、それはいわゆる途上国、開発途上国であっても先進国であっても、共通の課題になっているということは先般のコロナの流行においても明らかであります。
そういう意味で、人類
全文表示
|
||||
| 若林秀樹 |
役割 :参考人
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○参考人(若林秀樹君) 私からもさっき少しお答えしたんですけれど、今、グローバル化が進んで相互依存主義になって、依存関係にありますので、やっぱり国際協力がすれば、それがやっぱり日本の国益になる、日本の利益になるというのは当然のことです。
しかし、政策としてそれを前面に出して、国益のためにこれはあるんだと言われたら、被援助国の人はどう思うでしょうか。あっ、これ、国益のためにやっているんだからもらって当然ですよねみたいなところになりかねないですよね。
ですから、国益というのは、中長期的にずれて、それが日本の利益になってくるということを控えめに言いながら相手国のためにやるというのが国際協力なんですよ。そこを前面に出して安全保障のような国益のためにと言ったら、ああ、じゃ、協力してあげるよということになりかねませんので、その出し方については慎重にした方がいいんじゃないかなというふうに私は思い
全文表示
|
||||
| 高橋はるみ |
所属政党:自由民主党
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○高橋はるみ君 大変参考になりました。ありがとうございます。
次でありますが、ODAの戦略性の向上、あるいはその効果的な実施に向けてのパートナーとの連携強化、このことについて参考人の多くの方々がお触れいただいたこと、興味深くお伺いをいたしました。
私自身は、議員になる前に地方自治体で仕事をした経験もあるところでありますが、国内の都道府県であったり市町村であったり、各地方自治体が有する知見やノウハウというものは開発途上国に応用できるものが多いのではないかなと、このように感じながら仕事をしておりました。
特に、ODAの中で技術やノウハウを各国の人々に伝える人づくりということを重視している観点から、留学生あるいは研修生の受入れなどの分野において特に地方自治体とのパートナーシップが重要と私は思うわけでありますが、これも四人のそれぞれの参考人にお伺いすると時間の関係もございますので、佐藤
全文表示
|
||||
| 佐藤仁 |
役職 :東京大学東洋文化研究所教授
役割 :参考人
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○参考人(佐藤仁君) ありがとうございます。
私、決して得意分野ではございませんけれども、自治体を通じ、現にもう今JICAが各地に持っている支所を通じて、その海外からの研修員の受入れとか日本の開発経験の共有とかというのはもう盛んに行われているので、是非、更にそれを活性化するのはとても良いことではないかなと思いますし、留学生の受入れについても、コロナ後、今後拡大していくといいなと思っています。
ただ、このパートナーシップについて私はちょっと違う考え方を持っていまして、何でもかんでもODAにぶら下げていくということでいいのかどうかということなんですね。
私の冒頭の発言のところで、昔はもっとODAに対してラジカルに批判する勢力がたくさんいたというお話をしましたけれども、最近はそういうラジカルな人、ほとんどいなくなっちゃったんですよね。
それは良い面もあると思います。つまり、政府が
全文表示
|
||||
| 高橋はるみ |
所属政党:自由民主党
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○高橋はるみ君 ありがとうございました。
それでは次に、実施原則について伺ってまいります。
ODAの効果的なものあるいは効率的なものという観点に加えまして、そのODAの適正性の確保という観点から、実施原則を定めることの意義、これも大きいと私は考えるところであります。
今日的、大変錯綜した国際社会の中でありますので、人権問題への配慮であるとか、あるいは非軍事原則などが掲げられているところでありますが、こういったことに加えて、今日的にはジェンダー主流化を始め、いわゆるインクルーシブな社会を促進するという原則の重要性が私自身は増しているのかなという思いを持っているところでありますが、この点については、焼家参考人、御意見いただけますでしょうか。
|
||||
| 焼家直絵 |
役割 :参考人
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○参考人(焼家直絵君) ありがとうございます。
今先生がおっしゃったような原則、人権、非軍事、ジェンダー、インクルーシブな社会をつくるだとか、そういったことが国連としては活動するまさに根底にある原則です。誰も取り残さないということで、いろいろその開発的な戦略を練る上で、やはりそこの部分で特に開発協力に従事する者、政府、非政府、国連、全て合わせて、そこを特に声を上げていくということが非常に大事だと思います。
特に開発の現場にいると、そういう弱い立場にある人だとか、守られなければいけないような人が置き去りにされていくことがあるので、そういったところをこのODA大綱でもしっかり強調し、現場の人間がそれを特に現場の組織の理念として実際に反映して、しっかりそれをアドボカシーして実施していくということが今後特に求められているのではないかと考えます。
ありがとうございます。
|
||||
| 高橋はるみ |
所属政党:自由民主党
|
参議院 | 2023-04-28 | 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 |
|
○高橋はるみ君 ありがとうございました。
若干まだ時間がございますので、最後の私の質問は、四人の参考人、皆様方にお伺いできればと思っているテーマであります。ポストSDGsということであります。
今の国連の開発目標であるSDGs、これは期限的には二〇三〇年に期限を迎えるということは周知のとおりでありまして、今、ポストSDGsという議論を始めようというふうな動きも出てきていると、このように理解をするところであります。
SDGsの中身を改めて見ますと、十七項目、本当に包括的に誰一人取り残さないという観点から、今、世界が抱える、地球が抱える本当にほぼ全ての問題を網羅しているような感じもするわけでありますが、このポストSDGsということに向けて、それぞれの参考人の皆様方、まあ時間の関係もございますので、一言、二言ぐらいずつ御見識を開陳いただければと、このように思います。
|
||||