参議院
参議院の発言186878件(2023-01-20〜2026-07-01)。登壇議員3101人。会議名でさらに絞り込めます。
最近のトピック:
教育 (104)
活動 (72)
学校 (70)
政治 (63)
子供 (59)
発言一覧
| 発言者 | 肩書 | 院 | 日付 | 会議名 |
|---|---|---|---|---|
| 後藤翔太 |
所属政党:参政党
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
参政党の後藤翔太でございます。よろしくお願いいたします。
さて、大臣は所信表明にて、消費者が安全、安心に取引できる環境、すなわち健全な市場の整備が急務とコメントされておりました。一方、デジタル化の進展に伴い、人を欺いたり操ったりするUIデザイン、ユーザーインターフェースですね、これらが登場し、市場の健全性を損ねています。こういったUIデザインは、ダークパターンと呼ばれております。今回の質疑では、このダークパターンを扱いたいと思っております。
ダークパターンとは何か。名付け親であるハリー・ブリヌル氏が初めて定義を施したのは二〇一〇年のことであると言われています。ダークパターンには必ずしも統一的な定義が存在するわけではありませんが、現在ある法令上の定義などを比較すると、消費者の誤解を招いたり誘導したりすることを通じて意図しないことをさせるか、消費者の自主的な意思決定、選択を損なうことに
全文表示
|
||||
| 飯田健太 |
役職 :消費者庁政策立案総括審議官
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
お答え申し上げます。
今委員の方からも御指摘ございましたけれども、ダークパターンでございますけれども、まさに御指摘ございましたように、国際的にも様々な定義ですとか分類が示されておりまして、その規律の在り方といったものも一様ではございません。外縁がどこまで行くかというのは、これなかなかいろいろ難しいところもあろうかと存じます。
OECDの定義についても御紹介をいただきました。そのとおりでございますけれども、これに関連いたしまして、我が国におきましては、例えばそのインターネット上の虚偽、誇大広告ですとか、意に反する契約の申込み、こういったことをさせようとする行為につきましては、特定商取引法や景品表示法などに基づいて規制を行っているところでございます。
具体的には、例えば、商品の性能、効果などについて著しく事実に相違する表示や、著しく優良、有利であると人を誤認させるような表示、これは
全文表示
|
||||
| 後藤翔太 |
所属政党:参政党
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
ありがとうございます。
ダークパターンという概念が明瞭に定まっていなかったため、少し日本での対応は遅れたのかなという認識はございますが、こういった対応をしていただいてきているということを理解いたしました。
続いて、質問を一つ飛ばしたいと思います。
ダークパターンについて私の方で調べてみますと、一般社団法人ダークパターン対策協議会という取組がヒットしました。連絡してみたところ、残念ながらお話を伺うことはできなかったんですけれども、対策ガイドラインや啓発動画の作成に加えて、ダークパターンではないことを示す認定制度、ノン・ディセプティブ・デザインということなんですが、そういった特徴的な取組をされていると認識しております。同団体のホームページを確認すると、会議への参加など、政府との関わりも確認することができました。
ここで政府参考人にお伺いしたいと思います。
同団体とは設立から
全文表示
|
||||
| 飯田健太 |
役職 :消費者庁政策立案総括審議官
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
お答え申し上げます。
一般社団法人ダークパターン対策協会では、NDD認定制度、今御指摘ございましたけれども、この構築、運用を始めダークパターンの撲滅に向けた取組を行っているものと承知しております。
御指摘の当庁とこの協会との関わりでございますけれども、令和六年九月に設立されて以来、例えば、ダークパターン対策ガイドラインの策定に向けまして、この協会主催の会議に関係省庁のオブザーバーとして、総務省、個人情報保護委員会、経済産業省とともに参加したところでございます。
また、先ほど委員から御指摘いただきましたとおり、当庁では、令和六年九月から官民共創ラウンドテーブル、これやっておりますけれども、この場にも同協会の構成員の方からもNDD認定制度などの取組内容について御共有をいただいたところでございます。
|
||||
| 後藤翔太 |
所属政党:参政党
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
ありがとうございます。
消費者行政は消費者と行政の間をつなぐ非常に重要な存在だというふうに考えますので、そういった団体の先進的な取組を周知するといった応援ができればというふうに思います。
一方で、ダークパターンの名付け親、ハリー・ブリヌル氏は、ダークパターンを防ぐための試みとして、倫理規定、教育、また反対の概念としてブライトパターン、社名公表等さらし上げ、業界の自主規制を列挙して、失敗した試みというふうに総括をしております。そして、法規制の必要性を説いております。ダークパターンについて教育し、倫理規定を整え、企業を名指しして批判して、自主的に規制すればそれで解決するものだと思っていましたが、現状ではこれらのアプローチは全く効き目がないと認めざるを得ないと、そのように言っております。
ここで政府参考人に伺いたいと思います。
ダークパターンの概念の第一人者の指摘は、日本のダーク
全文表示
|
||||
| 飯田健太 |
役職 :消費者庁政策立案総括審議官
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
お答え申し上げます。
今御指摘いただきましたハリー・ブリヌルさんのいわゆるダークパターンへの対応として、教育ですとか公表などの自主的規制については、十分な遵守インセンティブが働かず、効果が限定的であるとして、その有効性に疑義を呈しられて、法整備及びその適切な執行の重要性を御指摘いただいていると、これは承知しているところでございます。
デジタル特有の課題につきましては、デジタル化あるいは高齢化の進展などを踏まえまして、昨年十一月以降、消費者庁において二つの検討会を立ち上げているところでございまして、こういった法規制の在り方も含めて具体的な制度の検討を現在行っているところでございます。委員御指摘のダークパターンにつきましても、デジタル取引・特定商取引法等検討会におきまして現在御議論いただいているところでございます。
検討会の中では、ユーザーインターフェースを用いて、取引条件を誤認さ
全文表示
|
||||
| 後藤翔太 |
所属政党:参政党
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
ありがとうございます。
日本の取組の現状を考えますと、先ほどの氏の言う効き目のないアプローチというところが挙げられることが多いものです。ですので、これらの対策の取組の有効性と、また法規制の要否の検討を継続して考えていただく必要があるかなというふうに存じております。
では、続いてです。皆さんも御承知のとおりだと思いますけれども、事業者側の技術の進歩は非常に目覚ましくて、それと比較すると、どうしても消費者行政は後手に回ることが多くなってしまうというふうに考えます。
ですが、良い兆しもあります。執行を意味するエンフォースメントとテクノロジーを組み合わせた言葉で、法執行を支援、自動化、高度化するための技術を意味するエンフテックと呼ばれるものがございます。消費者法分野に応用する可能性と課題を示した研究が示され、消費者行政側にも技術活用の可能性が見え始めています。
こうした技術を活用す
全文表示
|
||||
| 黒木理恵 |
役職 :消費者庁審議官
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
お答え申し上げます。
AIと新たな技術につきましては、委員御指摘のとおり、事業者側だけではなくて消費者側でも活用していくという考えは大変重要なものと承知をしてございます。
法律に基づいて差止め請求を行う、御紹介いただきました適格消費者団体の活動におきましても、新たな技術を適切に活用するということはその業務の発展に大変資するのではないかと考えております。
御指摘の点も含め、消費者団体訴訟制度の更なる充実に取り組んでまいりたいと考えております。
|
||||
| 後藤翔太 |
所属政党:参政党
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
ありがとうございました。御見解をいただきました。
日本語の解説も探すんですけれども、なかなか見付からないくらい新しい概念だと思うのですが、消費者行政側がパワーアップする可能性を秘めた技術として考えられますので、動向を是非追っていただきたく思います。
それでは、最後にイノベーションとの共存について大臣にお伺いしたいと思っております。
ダークパターンを生み出す社会的構造は、オンライン以前からの小売業における欺瞞的な慣行、公共政策におけるナッジの普及、デザインコミュニティーにおけるグロースハックの普及、この三つの要因が挙げられると指摘されています。
ダークパターンは、デザイン、行動経済学、心理学などの成果を悪用しているわけですけれども、こういった学問、技術領域の成果をビジネスに活用すること、それ自体が悪いということではないと考えます。これらは一概に良い悪いという線引きをすることが
全文表示
|
||||
| 黄川田仁志 |
所属政党:自由民主党・無所属の会
|
参議院 | 2026-05-29 | 消費者問題に関する特別委員会 |
|
先ほど参考人が答弁したとおり、デジタル取引特有の課題については、デジタル化や高齢化の進展等を踏まえまして、昨年十一月以降、二つの検討会を立ち上げまして検討を行っております。
委員御指摘のダークパターンについても、デジタル取引・特定商取引法等検討会において現在議論を行っております。検討会においては、健全な取引で消費者が得られる利便性を最大限に確保しつつ、悪質な取引に焦点を当てた対応の強化という観点から、消費者団体、事業者団体、デジタル技術の専門家等から成る委員の参画の下、議論が行われているところと承知をしております。議員が御指摘のとおり、やはりバランスが取れた議論が進められることが望ましいかと思っております。
今後とも、実際の商慣行や取引実態も踏まえつつ、有識者の御意見も丁寧に伺いながら検討を進めてまいりたいと思っております。
|
||||