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定光裕樹

定光裕樹の発言242件(2023-02-20〜2024-06-13)を収録。主な登壇先は経済産業委員会, 外交防衛委員会。キーワードで検索・期間指定で絞り込めます。

最近のトピック: 事業 (216) 貯留 (191) CCS (155) CO2 (148) 定光 (100)

役職: 資源エネルギー庁資源・燃料部長

発言一覧
発言者 肩書 日付 会議名
定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) お答え申し上げます。  委員御指摘のとおり、CCSに必要な大きな投資をどのような形で誰に料金を払っていただいて回収していくのかという、まさにそのビジネスモデルがまだ確立していないということが課題でございます。  このため、経済産業省では、横展開可能なビジネスモデルを確立していくために、模範となる先進性のあるプロジェクトの開発及び操業の後押しをしております。具体的には、令和五年度に先進的CCS事業でCO2の回収源、輸送方法、CO2の貯留地域の組合せが異なる七つのプロジェクトを採択し、民間事業者による事業性調査などの取組を支援してございます。  また、二〇三〇年事業開始という目標のためには、二〇二六年を目途に事業者が収支見通しを得て投資決定を行う必要が生じます。今後、こうした時間軸、あるいは先ほどの先進的CCS事業の進捗も踏まえつつ、予算、税、クレジット、カー
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定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) 委員御指摘のとおり、地域のなりわいや雇用を支える中小・小規模事業者がCCSによる脱炭素化のメリットを受けられるように進めていくことが重要であります。  まず、CCSによるなりわいや雇用の確保の観点からは、CCSにより地域の産業の生産基盤が維持されることで、サプライチェーンでつながる中小・小規模事業者は仕事や雇用の確保と拡大を図ることが可能になります。また、地域でCO2を再利用しコンクリートなどの製品を製造するカーボンリサイクルなどの産業が広がり、中小企業が新しい分野に参入していくことも期待されます。さらに、CCSによる電力部門の脱炭素化が進むことを通じて、サービス業を含む幅広い業種の中小・小規模事業者の脱炭素化に貢献していくことも可能となります。さらに、複数の中小企業から排出されるCO2を集約しCCSにつなぐアグリゲーターを地域に育成していくことにより、物づく
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定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) 昨年六月に改定した水素基本戦略では、今後十年間で、産業における大規模需要が存在する大都市圏を中心に大規模拠点を三か所程度、産業特性を生かした相当規模の需要集積が見込まれる地域ごとに中規模拠点を五か所程度整備するものとしております。これを一つの大きな方向性とした上で、今回の水素社会推進法案に基づく計画の認定においては、経済合理性や国際競争力の強化への寄与の観点などから、個別に計画を審査した上で認定していくという方向で考えております。  また、この大きな八か所というのと、法律に基づく個別の認定のこの二つの関係について補足させていただきますと、この水素基本戦略における八か所という拠点は非常に大まかな地域の概念でありまして、この地域の中で複数の計画が認定される可能性もございますし、また、その地域の外であってもその地域と連携可能な場合には、その地域がこの法律に基づいて計
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定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) お答え申し上げます。  CCSにおきましては、CO2は地下約一千メートルから三千メートルに存在する砂岩層の隙間に貯留されます。また、貯留したCO2は浮力で浮上してまいりますため、蓋の役割を果たす遮蔽層が砂岩層の上に存在する必要があります。この組合せがある地層がCCSの有力な候補地となります。  その上で、貯留されたCO2は、複数のメカニズムを通じて永続的かつ安定的な貯留が可能となるというふうにされております。具体的には、地下に貯留されたCO2は、時間の経過とともに、第一に遮蔽層が蓋として作用することによる地下構造による閉じ込め、第二に砂岩層の隙間に保持されることによる閉じ込め、第三に地層水への溶解、溶け出しによる閉じ込めが進んでまいります。さらに第四として、長期的にはCO2の溶解した地下水が岩石鉱物と化学反応を起こし、一部が鉱物化して固定されるという作用もご
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定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) お答え申し上げます。  欧州や米国では、既に二〇一〇年頃に民間事業者がCCS事業を実施するための環境整備の一環として法整備が行われております。加えて、これらの国では近年、予算や税制などCCS事業に対する様々な導入支援制度が構築されており、CCSの本格的な導入に向けた更なる制度整備が、環境整備が、失礼しました、進んできているところでございます。  具体的には、米国では、二〇二一年のインフレ削減法により、CO2貯留一トン当たり八十五ドルの税額控除が認められるほか、連邦エネルギー省もCCSプロジェクトを支援しております。加えて、EUでは、ネットゼロ産業法案において二〇三〇年までに年間約五千万トンの貯留目標を定めているほか、EUレベルあるいはオランダなどの各国においても予算による支援が講じられております。英国では、CCSの事業推進枠組みを含むエネルギー法案が昨年成立
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定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) 二〇二三年三月に策定したCCS長期ロードマップにおいて、二〇五〇年時点の日本のCCSによる想定年間貯留量の目安を一・二億トンから二・四億トンと推計しております。これは、需要見通しではございませんが、CCSに関する政策的な検討などを行うための一つの材料としてお示ししたものでありまして、現在の我が国のCO2排出量の約一、二割に相当します。  国内でのCO2の貯留ポテンシャルについてですが、日本CCS調査株式会社が専門家の意見を踏まえて行った試算によれば、有望地点十一地点で合計約百六十億トンの貯留可能量が推定されているところでございます。日本企業が関心を有する海域や低コストによる貯留が見込まれる浅海部など、国内での貯留適地に関する調査も継続していく方針でございます。  さらに、横展開可能なCCSビジネスモデルを早期に確立するため、事業者主導の先進的CCS事業を選定
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定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) お答え申し上げます。  CCSは、世界的にも商用ベースの大規模プロジェクトがこれから本格的に稼働していく段階でございまして、そのコストについては、地理的な条件、支援制度、プロジェクト固有の条件などに大きく左右されます。このため、現時点でのコストの見通しは一概に申し上げることは困難ではございます。  その上で、公益財団法人地球環境産業技術研究所では、一定の条件の下、足下のCCSのコストについては、CO2一トン当たり一万二千八百円ないし二万二百円程度でありまして、これを二〇五〇年に向けて、分離回収のコストは四分の一以下、輸送のコストは七割以下、貯留のコストは八割以下、全体としては約六割以下までコスト低減を図ることができるとの試算を示しているところでございます。  こうしたコスト削減、御指摘のとおり大事な課題でございまして、それを実現するために、例えば、エネルギ
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定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) お答え申し上げます。  日本企業は、CCSのバリューチェーンである分離回収、輸送、貯留の各段階において知見、経験を有しておりまして、日本企業で分離回収から貯留まで一貫したCCSシステムの構築が可能でございます。  例えば、分離回収においては、主流であります化学吸収法で日本企業が世界シェア約七割を持ち、また輸送においても、より大量かつ効率的に輸送できる低温低圧方式の液化CO2輸送船を世界で初めて建造するなど、国際的にも関心を集めているところでございます。  我が国は、二〇二一年にCCSやCCUSの導入や利用に関心を持つASEANの十か国と、さらに、アメリカ、豪州、インド、日本をメンバーとしたアジアCCUSネットワークを設立してございまして、こうした場などを通じて、我が国の持つ技術や制度的枠組みを積極的にアピールし、CCS事業の海外展開を後押ししていきたいとい
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定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) お答え申し上げます。  御指摘のとおり、CCSの貯留地の確保に向けては、国内での確保ということも進めてまいりますけれども、一方で、国内だけでは必要な貯留量を賄うことができない可能性もございます。このため、海外のプロジェクトであっても、CO2の貯留ポテンシャルや経済性を踏まえて、当該国の事情に配慮しながら、海外でのCO2、あっ、CCSについても推進していきたいというふうに考えているところでございます。  また、アジアなどにおいては、海外からのCO2の受入れを期待する国も出ております。また、先ほど申し上げたとおり、日本企業にはCCSのバリューチェーンに関する知見、ノウハウを有しておりまして、海外からも一定の評価を受けているところでございます。  我が国が有するこうした技術を活用して、今後拡大が見込まれる諸外国のCCS事業の立ち上げを支援することができれば、これ
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定光裕樹 参議院 2024-05-09 経済産業委員会
○政府参考人(定光裕樹君) お答え申し上げます。  御質問の水素基本戦略に定められております大規模拠点三か所程度、中規模拠点五か所程度というものの、こういうふうに定めた背景でございますけれども、国際競争力ある産業集積を促しながら水素などの大規模な需要創出と効率的なサプライチェーンを構築していくためには、全国的な見地からの最適配置を踏まえて適切な集約が必要であろうという観点から定めたものでありまして、具体的には、製鉄所や石油化学コンビナートなどといった転換困難な既存産業が集積する地域のおおよその数を参考としつつ、有識者の意見も踏まえて設定させていただいたものでございます。