農林水産委員会
農林水産委員会の発言16547件(2023-03-07〜2026-01-23)。登壇議員410人。関連発言を時系列で確認できます。
最近のトピック:
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市場 (88)
発言一覧
| 発言者 | 肩書 | 院 | 日付 | 会議名 |
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| 山田勝彦 |
所属政党:立憲民主党・無所属
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○山田(勝)委員 立憲民主党の山田勝彦です。どうぞよろしくお願いいたします。
今回の物価高、畜産農家の皆さんにとって大変な苦境が続いています。長引く円安、輸入に依存する飼料の価格急騰、そして子牛価格の暴落、さらには販売価格の低迷。既に多くの方々が廃業され、若しくは廃業を検討している状況です。この現場の悲壮感や危機感が果たして宮下大臣にどの程度伝わっているのか。経営難に苦しむ畜産農家を救う政策が実行されることを心から願い、質問いたします。
地元長崎県の各地の現場を回り、生産者の皆様から話を伺う中で、特に大きかった声として、物価高で今経営が本当に苦しい中、クラスター事業などの借入金の返済もあって相当きつい、金融支援策として、輸入物価がせめて落ち着くまでの間、借入金の返済を猶予してもらえないか、こういう声をたくさん伺いました。
そこで、すぐに農水省に相談したところ、驚いたんですが、資
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| 宮下一郎 |
所属政党:自由民主党・無所属の会
役職 :農林水産大臣
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○宮下国務大臣 まず、冒頭、委員が御指摘されました経営の状況ですけれども、飼料価格の高止まり、また、生乳需給の緩和、子牛価格の低下等の影響を受けて、畜産農家の皆様が、特にこれまでの設備投資等に対して、今後の債務償還に対する懸念を持っていらっしゃる、そのことは私も承知をしています。
また、御指摘のように、資金繰り支援につきましては、これまで累次にわたって、既往債務の返済猶予等の条件変更等への十分な対応をいただくように、金融機関に対して要請をしてまいりました。今日お配りいただいた、この十月十三日もその一つ、こういうことであります。
金融機関とは随時意見交換を行っておりますけれども、まず、債務を抱えていらっしゃる方は金融機関に相談に行かれることがやはり一番多いと思いますので、そのときに、しっかりこういった通知もあって、そういう支援のスタンスで臨んでいただくということが大事だと思います。
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| 山田勝彦 |
所属政党:立憲民主党・無所属
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○山田(勝)委員 力強いメッセージ、ありがとうございます。
ただ、私がこの情報を提供して、実際に金融機関に相談された方々の中で、ちょっと懸念の声も上がっているので、念のため確認なんですけれども、こういう通知文で返済猶予を仮に実行した場合に、その金融機関の信用が低下してしまって、今後、将来にわたって融資が受けにくくなってしまうというようなことを言われてしまって、もう、それだったら返済猶予、諦めようといった農家さんが実際いらっしゃいました。
すぐにそこに対しては対応したんですけれども、改めて、こういったことはないんだ、今は本当に危機的状況で、畜産農家さんは外的要因によって経営が厳しいんだ、なので、ここで返済猶予したからといって、その経営に対する信用が失われるとか、将来融資が受けられないリスクがあるとか、そういうことはないとはっきりとおっしゃっていただけませんか。
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| 渡邉洋一 |
役職 :農林水産省畜産局長
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○渡邉政府参考人 お答えをいたします。
委員御指摘の、言われた農家さんのことにつきましては十分承知をしてございませんので、この場でそういうことは絶対ないんだというようなことは申し上げることはできませんけれども、私ども、個々の方々で御相談がある場合には、我々もしっかり相談に乗らせていただきまして、対応させていただきたいと思っております。
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| 山田勝彦 |
所属政党:立憲民主党・無所属
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○山田(勝)委員 ありがとうございます。
是非、農水省も含めて、こういった生産現場の方々の金融支援、引き続き取り組んでいただきたいと思います。
次に、子牛の価格、約三五%ダウンしているという状況です。一体何が起こっているのか。この暴落の原因について、どのように分析されているでしょうか。
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| 武村展英 |
所属政党:自由民主党・無所属の会
役職 :農林水産副大臣
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○武村副大臣 お答え申し上げます。
まず現状ですが、黒毛和種の子牛価格については、本年五月に全国平均価格が六十万円を割り込み、それ以降も低下傾向で推移をし、十月には五十万円まで下落をしました。
その要因についてですが、全体の傾向としては、物価上昇に伴う消費者の生活防衛意識の高まりによる枝肉価格の低下や、配合飼料価格の高止まりによるコストの増大等によりまして、肥育農家における素畜の購買意欲が低下していることが要因であると考えています。
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| 山田勝彦 |
所属政党:立憲民主党・無所属
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○山田(勝)委員 確かにそういう点もあると重々分かっております。しかし、これだけの暴落、もっと根本的な原因があるんじゃないでしょうか。
肉用牛の増頭奨励事業、いわゆる畜産クラスター事業を一旦停止する方針を出されました。農水省は二〇一九年に、和牛の輸出拡大を目指し、二〇三五年度までに和牛の生産量を倍増、三十万トンまで拡大させる方針を示されました。その具体策として、これまで、クラスター事業に百四十億円、そして、和牛の受精卵を乳牛へ移植する事業などに五十八億円もの予算をつけ、強烈に生産体制の拡大を図ってきました。これが余りにも無謀な計画だったのではないでしょうか。
当たり前の話なのですが、市場価格は当然需給バランスで決まってきます。子牛が増え過ぎた結果、市場が混乱し価格が暴落した、和牛の増産、輸出需要ありきで進めてしまっていた、これは農水省の政策的なミス、失政は明らかではないでしょうか。
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| 宮下一郎 |
所属政党:自由民主党・無所属の会
役職 :農林水産大臣
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○宮下国務大臣 御指摘のように、肉用牛の繁殖雌牛の増頭奨励事業については、牛肉の旺盛な国内需要への対応、また、輸出の拡大に向けて生産基盤を強化するという目的で、令和二年度から実施してまいりました。
この結果、この三年間で繁殖雌牛の飼養頭数は六十二万頭から六十五万頭へ、おっしゃるとおりに増加しましたし、繁殖農家一戸当たりの飼養頭数についても十六頭から十九頭に増加しておりまして、肉用牛の生産基盤を強化するという目的の下にスタートした事業、その役割自体は果たしたと考えています。
一方で、その事業をスタートした当初に想定していたような、大きな需要が期待される中国向けの輸出がいまだ再開に至っていないという要因がありますし、それから、コロナ等々もあり、消費者の生活防衛意識の高まりなどもありまして、比較的単価の高い和牛肉の消費が伸び悩んでいる、そのため枝肉価格や子牛の価格が低迷しているという、こ
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| 山田勝彦 |
所属政党:立憲民主党・無所属
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○山田(勝)委員 今大臣自らおっしゃったように、当初、中国を開くという想定でこれだけの増産計画をした。しかし、中国とはそういった関係を築けなかった。まさに農水省の政策の失敗によって、多くの現場の皆さんが混乱したことは間違いありません。不確実な販路であったにもかかわらず、生産量を具体的に三十万トンと目標値まで定め、強引に補助金もつけて推進してきました。私たちの国は資本主義経済でありながら、余りにも国が強引にコントロールし過ぎたことは反省すべきではないでしょうか。
一旦停止ということなんですけれども、少し後半部分、宮下大臣、今可能性を示唆されましたが、まさか、二〇三五年度までの三十万トン計画、これはまだ生きているということなんですか。それとも、もうこの計画はなくなったという理解なんでしょうか。
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| 渡邉洋一 |
役職 :農林水産省畜産局長
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衆議院 | 2023-12-05 | 農林水産委員会 |
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○渡邉政府参考人 委員御指摘の二〇三五年度までに和牛の生産量を三十万トンと、これは二〇一八年が十四・九万トンでございますので、三十万トンということで倍増という計算だろうと思っております。
これは、令和元年十二月に策定をされました農業生産基盤強化プログラムに位置づけられている数字でございます。このプログラム自体は、今でもあるものでございます。その時々の政策判断でこういったプログラムが作成されるわけでございますけれども、その後の状況の変化を見つつ、今後の政策の在り方については、枝肉価格の状況ですとか、子牛価格の状況ですとか、そういった状況を踏まえた形で、当然、不断に見直していくべき対象であろうかと認識をしてございます。
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